小学校の新学期がはじまると置き場所に困るのが前年度の教科書。いざ捨てようと思うと、雑誌や本と同じでいいのか、それとも燃えるゴミなのか、正しい捨て方に悩みますよね。
そこで教科書の分類方法と捨て方、捨てる際の注意点を紹介します。また。「捨てるのはもったいない!」というおやこにおすすめの方法も解説します。
教科書の捨て方には「資源ごみ」として捨てる方法と「可燃ごみ」として捨てる方法の2種類があります。
教科書はリサイクル可能な「資源ごみ」です。紙類の中の「雑誌」に分類されるので、その他の雑誌や本を捨てるとき同様にビニールテープで束ねて、各自治体で決められた資源ごみの収集日に出しましょう。
ちなみに教科書と同じタイミングで捨てることが多い使用済みのノートは「雑誌」や「雑がみ」、記入済みのプリント類は「雑がみ」として分類されます。「雑がみ」も雑誌のようにビニールテープで束ねるか、紙袋に入れて袋ごと出すのが一般的ですが、各自治体によって分類や出し方のルールも異なるので、まずは自治体のHPを確認しておくと安心です。
「資源ゴミ」として捨てる場合は、「リサイクルステーション」へ持ち込む方法もあります。リサイクルステーションとは自治体やスーパー、家電量販店などの駐車場や店頭に設置されている資源物を回収してくれる場所のこと。
ショッピングセンターのリサイクルステーションでは、資源ごみを捨てることでポイントがたまるサービスがあることも!いつも行くスーパーやドラッグストアに設置されていないか確認してみましょう。
教科書にシールが貼られていたり、油性のインクでラクガキされている場合はリサイクル過程で処理されない可能性があります。その場合は「可燃ごみ」として、家庭ごみ同様に専用の袋に入れて出してください。
一袋に詰め込み過ぎると重くなったり、袋の破れにつながるので、何回かに分けて捨てるといいですね。
「まだまだきれいだから捨てずに使ってもらいたい!」というおうちには、こんな方法はいかがでしょうか?
専門書の買取店で買い取ってもらえる場合があります。ただ、ニーズが限定されてしまうことや、改訂の頻度が高く情報が古くなりやすいことから取り扱い店は少なめ。ネットにもいくつか買取可能なお店情報があったので、まずは探して問い合わせてみましょう!
「失くしてしまった」「うっかり捨ててしまった」というおうちで有効活用してもらえるよう、メルカリなどのフリマアプリで売るという手もあります。
ただし教科書は文部科学省の「教科書無償給与制度」によって税金を使用して購入されているものなので、モラルに反するという意見もあります。主要なフリマアプリでは教科書は販売禁止されていませんが、批判を浴びる可能性も十分に考慮しましょう。
療育施設やNPO法人などの民間団体が寄付を募っている場合もあります。寄付された教科書は日本在住の外国籍の住民への日本語の教科書として、海外での日本語教室のテキストとして使用されたりと、団体によって使い道もさまざまです。
送料や書き込みの可否なども各団体によってルールが異なるので、気になる団体があればぜひ問い合わせてみてください。おやこで社会貢献について考える良い機会になりなりそうですね。
教科書をうっかり失くしてしまった場合は先生に相談して取り寄せてもらうか、全国教科書供給協会から販売店を調べて購入する必要があります。
どちらも手間がかかる上に、失くしてしまったと相談するのはちょっと気まずいですよね。
「わが家の子はよく教科書をなくすので予備としての使い道すごく助かってます」という意見もあることから、失くし物が多いおうちは下の子用や、紛失時や汚れたとき用の予備として取っておくことをおすすめします。
ただ、小学校の教科書は4年に1度改訂されるため、譲る際には内容が変わっていないことを確認しておくと安心です。
教科書を捨てるときには以下の点に注意しておきましょう。
図工や音楽などのいわゆる副教科や地図帳など副教材は「1・2年用」など2学年にまたがって使ったり、卒業まで使う教科書がある場合も!捨ててしまって大丈夫か再度確認をするのを忘れずに。不安な場合は下記の収納アイデアを参考に一旦は保管しておきましょう。
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名前や学校名から個人情報が特定されてしまう恐れがあります。特に誰でも自由に出入りできる地域のリサイクルステーションやゴミ収集所は要注意!個人情報保護スタンプで塗りつぶす、名前はもちろん、プリクラなどの個人が特定できるような情報がある部分はハサミで切り取ってから捨てましょう。
燃えるゴミ・資源ごみとして出す場合は、付属物(CD、ビニール袋、クリップなど)を外すのを忘れずに!売る場合はCDなどはそのままでOKです。また、一緒にドリルやプリント類を捨てる場合は金具を取り外してから出します。ホチキスは外さず、そのまま雑がみとして出しても問題ありません。
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なんとなく…でとっておきがちな教科書ですが、全教科となると収納スペースも取ります。そのまま忘れてしまい後から大量のに捨てる…なんてことにならないように、明らかに不要な教科書だけでも捨てておくと後々が楽です。身の回りもすっきりと新たな気持ちで新年度を迎えてくださいね。
ライター Ichika
山梨県生まれ。関西、九州での生活を経て11年ぶりに地元に戻りライター業をスタート。身内や友人に教育関係者が多く、たくさんのヒントを得ながら自分なりの育児を模索中。子育て経験をもとにした体験談やコラムも発信しています。
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