子どもにスマホはいつから持たせる?スマホデビューの年齢やきっかけをアンケートで調査!

子どもにスマホはいつから持たせる?スマホデビューの年齢やきっかけをアンケートで調査!
子どもの成長とともに、少しずつ考え始める携帯やスマホデビューの時期。家庭によって方針が異なるからこそ、何歳から持たせるのか、持たせない理由は何かなど、ほかの家庭の事情は気になるものです。アンケート結果とともに、実際に持たせて後悔しないための方法や、スマホを持たせるのは遅い方が良いかどうかについて詳しく紹介します!
目次

塾や習い事などが始まり子どもの行動範囲が広がってくると、子どもにスマホを持たせるべきか迷うこともあるでしょう。
今のスマホはとても便利であるだけに、大人と比べて自制心の低い子どもが持つにはリスクもたくさんあります。スマホデビューの実態を調べたアンケート結果とともに、スマホを持たせるメリット・デメリット、持たせる際の注意点を解説!

【アンケート】何歳から携帯やスマホを持たせている?

「おやこのくふう」では、子どもの携帯電話所持についてママたち431人にアンケートを実施しました。
約半数のママは子どもに携帯を持たせていませんが、持たせている家庭のなかでは、「小学校入学のタイミング」に持たせるケースが多いようです。就学と同時に、行動範囲が広がることが主な理由として考えられるでしょう。

【アンケート】携帯やスマホデビューした理由は?

携帯電話を持ち始めたきっかけも聞いたところ、上位は「通塾や習い事の開始」「子どもだけで出かけた時の安否確認」の答えが。おやこで別行動となる際の安全のために携帯を持たせるケースが多いようです。持たせることに一定のリスクもあるからこそ、必要性が出てきてから持ち始める家庭が一般的だと分かります。
また、一定の年齢になると「子どもが持ちたいと言った」「部活や学校の友だちとの連絡用」など、親以外との関係性から持ち始めるケースも多いようです。

子どもにスマホを持たせるメリット

子どもにスマホや携帯を持たせる最大のメリットは、子どもの安全を守れることでしょう。GPS機能をONにしておけば、なかなか帰って来なくて心配なときもどこにいるのか一目で分かります。外出先で事故などの万一のことがあったときも、スマホを使えば自力で助けを求めることが可能です。

心配なスマホの使い方も、ママ・パパがルールを伝えながら使い始めることで、正しく安全な付き合い方を身に着けられます。使い方次第で、幼い頃からITリテラシーを高めるきっかけにもなるでしょう。
そのほかには、以下のようなメリットが挙げられます。

  • おやこのコミュニケーションが円滑になる
  • スマホを持っている友だちどうしで連絡が取りやすくなる
  • 学習アプリを活用して勉強ができる
  • 思い立った時にすぐ検索して知識を増やせる

子どもにスマホを持たせない派の理由

外出はおやこでいっしょなので単にスマホの必要性を感じないから、という理由のほかに、「スマホを持たせるのは遅い方が良い」という意見を持つママ・パパもいます。遅い方が良い理由は、主に以下の通り。

  • いじめなどのトラブルの原因になる
  • 架空請求や暴力的な表現などの闇サイトへアクセスするリスクがある
  • ママやパパの知らないところで誰かと出会ってやりとりする可能性がある
  • 動画視聴やゲームでスマホ中毒となる
  • スマホ時間が増えて学力低下や視力低下につながる
  • 歩きスマホの危険がある
  • 食事中にもスマホを触りたがるようになる

スマホや携帯はいつから持たせるのが正解?

結局、スマホデビューにふさわしい時期はケースバイケース。スマホや携帯を持たせるのは遅い方が良いという意見もありますが、おすすめの時期を一概に決めることはできません。各家庭や子どもの状況はさまざまなので、今持つ必要があるのか、どのように活用する予定なのか、じっくりと考えて判断しましょう。

実際に、スマホや携帯を持たせてから後悔しているママやパパがいるのも事実。事前の話し合いや準備が不十分なままスマホデビューをしてしまうと、後悔する可能性も高くなります。安易に決めるのではなく、子どもと話し合い、トラブル対策を万全にしてから持たせることが大切です。

子どもにスマホや携帯を持たせるときにやるべきこと

スマホを持たせてから後悔しないためには、十分な事前準備が必要です。子どもにスマホを持たせる際に注意しておくことや、やっておくべきことを具体的に解説します。

子どもとスマホ利用のルールを決める

利用時間や使い方のルールを決めておきましょう。実際に家庭内でルールを作るときには、数字や具体的な言葉を使っておやこで解釈に違いが出ないようにすることがコツです。子どもの成長とともに、話し合いながら内容を更新することも大切です。
ルールの例は以下の通り。

  • 家ではリビングに置いておく
  • パスワードは自分で変えない
  • 課金はしない
  • アプリのダウンロードはママやパパに相談してから
  • SNSでは発信をしない
  • 外出時はGPSをONにする
  • 勉強中や食事中には使わない
  • 会ったことがない人とは連絡を取らない
  • 些細なことでも困ったことがあればすぐに相談する

フィルタリングの設定をおこなう

有害サイトへのアクセスを制限するためには、フィルタリングの設定が有効です。フィルタリングには、専用アプリの導入や、大手携帯キャリアのサービスを利用する方法があります。ほかにも、YouTubeではキッズ向けを利用するなど、アプリごとのフィルタリングもチェックして活用していきましょう。

子どもの位置を把握するならGPSもアリ

多機能ゆえにリスクも大きいスマホ。万一の連絡手段や位置確認のためだけにスマホを持たせたいのであれば、「子ども用のGPS」という選択肢もあります。子ども用のGPSとは、電話とSMSの機能がメインになったもの。子どもでも安心して持たせられるように機能が制限されている点が特徴的です。スマホと違って、学校にも持っていける可能性が高いことも大きなメリット。子ども用のGPSについて、こちらもあわせてご覧ください。

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家庭ごとに状況や方針が異なるからこそ、難しいスマホデビュー問題。本来スマホや携帯は生活を便利にする素晴らしいツールなので、正しく有効活用していきたいですよね。
後悔しないスマホデビューのためには、おやこでよく話し合い、安全な使い方を家族みんなで見つけていくことが大切です。ご紹介した注意点や事前準備も参考にしながら、時期ややり方を検討してみてください。

《調査概要》
・調査方法:インターネットによる調査
・調査時期:2023年5月8日~10日
・調査対象:子育て中のママ
・調査対象者数:202名

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執筆者

ライター・保育士 Akari

0・1歳の子どもたちと笑い合い、3・4・5歳の子どもたちと語り合ってきた保育士経験を持つWebライター。おやこ生活に役立つ記事を発信していきたいと思います。コスメライターの資格取得を機に執筆を始めたので、美容Webサイトを中心に執筆中。

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