好き嫌い、行儀が悪い、遊び食べ…ついイライラ。食事中に子どもを叱る回数を減らすには…?【子どもの偏食に関する意識調査】

好き嫌い、行儀が悪い、遊び食べ…ついイライラ。食事中に子どもを叱る回数を減らすには…?【子どもの偏食に関する意識調査】
mog株式会社が1~8歳の子どもがいるママを対象に、「子どもの食事」に関するアンケート調査を実施。食事の時間に子どもを叱るママの半数以上が、栄養面の心配がなければ叱る頻度は「減る」と回答。
目次

子どもの食事に頭を抱えているご家庭は多いのではないでしょうか。「同じものしか食べない」「野菜を食べてくれない」など、好き嫌いや偏食に悩まされていたり、「お行儀が悪い」「遊び始めてなかなか食べ終わらない」など、食べ方のマナーが気になったり。
おいしく安全に栄養を補える子どものための総合栄養タブレットmogを販売するmog株式会社が、「子どもの食事」に関するアンケート調査を実施。その結果、食事の時間に子どもを叱る頻度が高いことがわかりました。

思い通りにいかない子どもとの食事にイライラするママが4割

「お子さんとの食事の時間を楽しめていますか?」という質問では、『いつも楽しくない』『楽しくないときもある』と回答した人を合わせて4割以上の人が『楽しくないことがある』と回答。子どもとの食事を楽しめていないママは、少なくないようです。

約7割の子が毎日食事中に叱られている…理由はお行儀の悪さや遊び食べ!

次に、食事中に子どもを叱る頻度を聞いたところ、『毎日毎食』『1日2回くらい』『1日1回くらい』と、7割近くが1日1回は食事中に叱っているという状況が見えてきました。
その理由は、『行儀が悪い』『食事中に遊ぶ・話し続ける』と回答した人の割合が最も多く、次いで『好き嫌いがある』『食事を残す』『少ししか食べない』『好き嫌いがひどい』『食に興味がない』と続きました。
食事のマナーや食べ方について、思い通りにいかない子どもとの食事の時間に、イライラしてしまうことが多いようです。食べ方については、『好き嫌いがある』『食事を残す』『少ししか食べない』など、子どもの健康を願うからこその理由が伺えました。

また、「食事中、お子さんに注意することが多いのはどなたですか?」という質問には、7割の人が『母親』と回答し、約2割の人が『父母両方』と回答。これは、主にママが栄養バランスを考えて食事を作ったり、子どもと一緒に食事をとったりする機会が多いことが影響しているようです。

どの家庭も子どもの「栄養バランス」に苦労している

子どもの食事がなかなか思い通りにならないママたちが、食事の内容で心配していることや、行っている工夫について尋ねました。 子どもの食事で心配なことでは、『栄養バランスが偏っていないか』と回答した方の割合が7割と最も多く、次いで『エネルギー・栄養が足りているか』が約5割、『砂糖や添加物のとりすぎ』と続きました。多くのママが、子どもの「栄養バランス」について心配していることがわかります。
食事の悩み(偏食・好き嫌い・小食など)への工夫では、『苦手な食材を好きな料理に混ぜる』が最も多く、『一緒に食べ、大人が美味しく食べている姿を見せる』『褒めたり励ましたりポジティブな声掛けをする』が僅差で続きました。
トップ5のほかには『栄養強化食品(野菜ジュース・強化牛乳など)を利用する(12.5%)』『何もしていない(11.6%)』『食や栄養に関する絵本や動画・体験をさせる(9.4%)』『子ども用サプリメントを利用する(3.3%)』という結果で、不足しがちな栄養素を補助するという選択をしている家庭はまだまだ少数派。

どの家庭も苦手な食べ物をどうにか食べてもらえるよう、さまざまな工夫をして子どもの食事と向き合っている様子が伺えます。

栄養面の心配がなければ叱る頻度は減る!?

「栄養面の心配がなければ、叱る頻度は変わりますか?」との質問には、『かなり減る』『少し減る』を合わせて約半数のママが『減る』と回答。

健康に育ってほしいからこそ、なんでもバランスよく食べてほしいと思うのが親心。
子どもの食に関する情報がいろいろあふれているので不安になってしまうママも多いかもしれませんが、親に余裕がなくなるとせっかくの食事の時間も楽しくなくなってしまいます。
栄養について気にしながらも、まずがおやこで楽しい食事時間をすごすのが一番。神経質になりすぎず、おやこの食事を楽しみたいですね。



調査概要:「子どもの偏食」に関するアンケート調査
【調査期間】2020年12月18日(金)~ 2020年12月19日(土)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,114人
【調査対象】1歳~8歳の子どもがいるママ
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

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執筆者

ライター 山口 舞

大学卒業後、テレビ局に勤務。幼児番組などを担当する。退職後、書籍・雑誌の編集に携わり、実用書や英語テキスト等を担当する。現在は、4歳男子の子育てをしながら、児童書の編集、児童文学創作、ソビエト児童文学の翻訳など活動中。

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