叱っても言うことをきかない…を解決!子どもに伝わるたった4つのコツ

叱っても言うことをきかない…を解決!子どもに伝わるたった4つのコツ
子育ての中で、つい怒りモードで出てしまうさまざまな言葉。でも子どもには届かず…ますますイライラは募るばかり。子どもへの上手な声のかけ方を、こどもコンサルタントの原坂一郎さんといっしょに学んでいきましょう。
目次

「ダメ!」「なんでするの!?」など…つい怒りモードでとっさに出てしまう言葉たち。

でもなかなか子どもに響かない…そもそもこんな叱り方でいいのかな?と悩む方は多いのではないでしょうか。

そんな悩みをかかえる保護者にむけて、子どもへの上手な声かけの仕方を教えてくれたのが、「こどもコンサルタント」の原坂一郎さんです。

23年間保育士としてたくさんの子どもと接してきた経験をもとに、子どもにしっかり親の意図を伝える方法についてお話を伺いました。

「ダメ!」「はやく!」…どうして子どもに伝わらないの…?

親が子どもを叱る理由は「子どもを良い方向に導きたい」「少しでも良い子になってほしい」という気持ちからである場合がほとんどですよね。

でも、それなら叱る必要はありませんよ。

どうすればいいかというと…「注意をする」のです。
そもそも、「叱る」と「注意する」は、全然違います

「叱ろう」と思うと、つい怒鳴ってしまうことが多いもの。
言葉が通じない外国人でも、その場面を見れば「何かわからないが親が叱っている」と思うことでしょう。

一方「注意する」は「教えてあげること」。相手との間に亀裂が入らない望ましい指導法なのです。

うーん…つい「叱ってしまう」場面が多いかも…

編集部

これからのお話で、これまで子どもをつい「叱ってしまう」パパやママたちに、正しく「注意する」ことができるように変わってもらえたらいいなと思います。

まずは、子どもへの声のかけ方で注意すべき点を押さえましょう。
シンプルな次の4つがポイントですよ。

子どもへの声のかけ方

  1. ふつうの言い方で
  2. するべきことを
  3. 何度でも
  4. 教える

んん?すごいシンプルですね…

編集部

   

では、一つずつ掘り下げて解説していきますね。

1.ふつうの言い方で

「ふつう」とは、つまり「怒鳴らない」。
子どもでも大人でも、ごく普通の言い方のほうがよく伝わります。
特に子どもは怒鳴られるとびっくり。
何を言われたのかわからなくなってしまうことも…。
やさしい言い方でなくてもいいのです。「ごく普通の口調」を心がけましょう!

2.するべきことを

叱るときはつい、くどくどお小言のように言いがちですが…聞いている子どもは何を叱られているのかわかっていないことが多いもの。
まわりくどく言うのではなく、してほしいことをストレートに言う方が伝わります。

たとえば…

「いつまで起きているの!」→「もう寝なさい」

「なんで言わないの!」→「これからは言ってね」

「なにさわってんの!」→「さわらないでね」

「どっち向いてるの!」→「こっちを向きなさい」

3.何度でも

子どもは何度でも伝えて、ようやく内容を理解して聞けるものなんです。
大人だってつい同じことを何回も繰り返してしまうこと…ありますよね?
「何度言ったらわかるの!」ではなく、"わかるまで何度でも伝えよう"という気持ちで接しましょう。

4.教える

ズバリ、「叱る」のではなく、「わからない子どもに教える」という精神が大事なんです。



いかがでしょう?
もうお気づきかも知れませんが…相手が大人だったら自然にやっていることを、わが子にもすることが大切なんですよね。

相手が大人だったら言わないだろうなぁという言い方はグッとこらえて、友達同士で話すような注意の仕方に変えていきましょう。

大切なのは、「怒鳴って反省させるのではなく、わかるように伝える」こと。 親子の信頼関係も深まりますよ。

これはNG!よくない声がけ

(C)sonoda satoshi

では逆に、どんな声かけがダメなんでしょう? もっともよくないのは、次の4パターンです。

こんな叱り方はNGです!

  1. 脅し
  2. 嫌み・皮肉
  3. ただの文句・グチ
  4. 疑問文のような言葉

1.脅し

「もう置いていくよ」
「言うこと聞かないなら、先生にも言っちゃうよ」
「食べないなら、明日からごはん作らないよ」
…など

これが最もダメなパターン。
脅しとは、子どもに罰を予告するということ。
脅さないと言うことを聞かない、ならばもっとキツイ脅しを、とエスカレートしやすくなっていきます。
子どもは脅しが怖くて一時的には従うかもしれませんが、本質的な解決にはならず、ますます言うことを聞かない子に…!?

2.嫌み・皮肉

「○○ちゃんは、優しい子じゃないの?」
「お友達の△△ちゃんはできるのに」
「小さいときはいい子だったのに」
…など

これらは子どものプライドを傷つけてしまう言葉たち。
大人同士でこれを言ったら、相当イヤ~な感じですよね。。。

子どもだって同じ、なんです。

3.ただの文句・グチ

「うるさい!」
「ちゃんとして!」
「もう!そんなんじゃママ恥ずかしいよ!」
…など

しつけにもならないこれらの文句。
言われた方の子どもには、何を叱られているのかが伝わりません。

疑問文のような言葉

いつまで遊んでるの!?」
「その言い方はなに!?」
どうしてこんなことするの!?」
…など

このパターン、非常に言いがちですよね!
でも単なる疑問文になっているため、どうしたらよかったのかが子どもにはわからず、何も伝わらないのです。

それぞれ

「もう寝ようね」

「優しい言い方をしようね」

「もうしないでね」

…はい! 子どもにしてほしいことをそのまま言えば、シンプルでわかりやすくなりました!!

感情的でわかりにくい指示は、かえって逆効果です。

そうですよね…反省します

編集部

どうしても口にしてしまいそうなときは、
「相手が大人でもそんな風に言う?」「今もしカメラに撮られていても、そう言う?」と、自分でブレーキをかけてみてください。

少しずつ「叱る」回数を減らせればOK!

(C)sonoda satoshi

ガミガミ、くどくど、ときにはヒステリックに…我が子を叱りつけてしまうのは親もストレスがたまりますし、自己嫌悪に陥ってしまうこともありますよね。

「叱る」とは、我が子を思うからこその「とっさの行為」でもあります。

ここでご紹介したことすべてを、すぐに実践するのは難しいかもしれません。
でも、頭の片隅に置いて、まずはできそうなものから実践していけば…
自然と叱る回数も減って親子両方に笑顔が増えていきますよ!

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お話を伺った方

こどもコンサルタント 原坂 一郎

1956年、神戸市生まれ。関西大学社会学部卒業。神戸市内で23年間6か所の保育所勤務を経て、2004年「こどもコンサルタント」に。笑いと笑顔をキーワードに、子どもおよび子育てに関するさまざまな研究・執筆・講演を全国で展開。『読むだけで子育てがうんと楽しくなる本』(春陽堂)、『男の子のしつけに悩んだら読む本』(すばる舎)ほか著書多数。 Facebook:@IchiroHarasaka
http://harasaka.com/

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執筆者

ライター 河瀬 みこと

大学卒業後16年間、教育関連企業で編集・マーケティング業務を担当。第一子妊娠時に退職。その後保育士資格を取得し、起業に向けて準備中。二児の姉妹を育てながら、編集・ライター業に邁進中。

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