4歳

4歳児に関する記事をまとめています。4歳児の特徴は下記のとおりです。

生理的機能

利き手がだいたい決まってくる。視覚・聴覚・視力などの感覚器および関連する機能の感受性が高まる。足根骨が成人と同じ9個になり、足を使った運動がより巧みになる。手根骨は4~5個と成人の半分までになる。 4歳児に関する記事をまとめています。4歳児の特徴は下記の通り。

全身運動・手指の操作

4歳前半は、片足をあげながら前に進むケンケン、右手を開きながら左手は閉じ、次に右手を閉じながら左手は開くという動作を連続して行う両手の交互開閉ができるようになり、道具を使う手と素材を支える手という両手の機能分化が進む。後半になると描線をみながら鉛筆を動かす方向を制御したり、モデルを見ながら鉛筆を動かすことができるようになる。また雑巾がけ、登り棒、走りながら縄跳びをしたりボールを蹴るなど、さまざまな「~しながら…する」活動が可能になる。また平衡感覚が高まり、片足立ちが5~10秒くらいでき始める。

言語・認識

語彙数は1500~2000語。4歳前半では乱暴な言葉、汚い言葉を好んで使うように。後半になると、今日、昨日の出来事について、接続詞を用いながら複文で話すことができるようになる。

自我・社会性

4歳前半では「だって~だから」と理由をもとに自己主張したり、「~だけれども…する」という自制心の形成に向けた調整が始まる。また後半ごろには自制心が形成されて、ネガティブな感情や葛藤を制御して、ポジティブな行動をするための内面的な調整が可能になる。

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取材協力:河原紀子先生(共立大学家政学部児童学科教授)
参考文献:「0~6歳 子どもの発達と保育の本(第2版)」(監修・執筆/河原紀子 執筆/港区保育を学ぶ会 学研プラス)
責任編集:おやこのくふう編集部

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