2020年11月、国民生活センターの「医師からの事故情報受付窓口」に「マグネットパズルが破損し、内蔵されていた磁石を幼児が複数個誤飲したため磁石が腸管壁を隔ててつながり、手術を要した」という事故情報が寄せられました。
また、2021年10月にも類似のマグネットパズルが破損し、内蔵されていた磁石を2個誤飲したため手術を行ったという事故情報が寄せられました。
マグネットパズルとは、磁石が内蔵された四角や三角などのパーツをくっつけて、平面や立体を作ることができるおもちゃ。子どもたちの間で今とても人気で、類似のおもちゃが多数のメーカーより販売されています。
パーツ同士をくっ付けて遊ぶため、強力な磁石(ネオジム磁石)が内蔵されています。
今回の事故は、2枚が重なるようにして溶着された枠状のパーツが破損して分離、入っていたネオジム磁石が飛び出したことが原因とのこと。
そのネオジム磁石を子どもが複数個誤飲したことで、胃や腸管壁を穿孔(せんこう/穴があくこと)する事故が起こってしまいました。
強力な磁石の誤飲事故についてはこれまでにも報告があり、国民生活センターでは2018年4月に、小さなネオジム磁石そのものを複数個組み合わせて使うマグネットボールの誤飲事故について注意喚起を行っています。
このような誤飲事故を防止するため、国民生活センターでは消費者に向けて「マグネットパズルを子どもに使用させる際は、破損がないことを確認しましょう」というアドバイスが出されました。
あきらかに"壊れている"状態でなくても注意深く確認する必要があり、パーツに亀裂やすき間が生じているときは、そのパーツで遊ばせないようにして、未然に磁石の飛び出しを防ぐことが大切です。
また、「誤飲事故防止のため、対象年齢を確認し、対象年齢未満の子どもが触ってしまわないよう留意しましょう」とも。とくに、遊ぶ子が対象年齢を満たしていても、小さなきょうだいがいる場合は注意が必要です。
そして、万が一ネオジム磁石を誤飲した可能性がある場合には、直ちに医師の診察を受けるようにしてください。
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強力な磁石の小さな子どもへの危険性を改めて再認識する今回の事故報告でした。
おもちゃに内蔵されているものだけでなく、私たちの生活で身近な強力磁石。100円ショップなどでも販売されていて簡単に手に入り、とても便利なものではありますが、小さな子どもがいる家庭では取扱いを厳重に注意する必要がありますね。
出典:マグネットパズルの破損に注意-内蔵された強力な磁石を誤飲した幼児の胃や腸に穴があく事故が発生-(独立行政法人国民生活センター)2022年2月17日公表
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