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話題の育児書を読んでみた!子育てブックレビュー

「わが子をあきらめるのは悪いことじゃない」に目からウロコ!親のイライラが減ると話題の”性格タイプ診断”やってみて!

「わが子をあきらめるのは悪いことじゃない」に目からウロコ!親のイライラが減ると話題の”性格タイプ診断”やってみて!
子どもがなかなか言うことを聞いてくれなくてイライラ……。残念ながら、その言葉は子どもに届いていないのかも!?性格のタイプ、そしてその子に合った伝え方を知ることで子育てがぐっと楽になる!子どもとのすれ違いを解消してくれる1冊をご紹介します。
目次

何回注意しても言うことを聞いてくれないわが子にイライラ…。ついには怒鳴ってしまって、寝顔を見ながら自己嫌悪の日々…。
多くの親が抱えている共通の悩みではないでしょうか。

でもじつはそれ、その子の性格に合った伝え方ができていなかっただけかもしれません! 親と子ども、それぞれに性格のタイプがあり、その性格ごとの正しい「伝え方」を知れば、しんどい子育てがぐっと楽になる!?そんな1冊をご紹介します。

その言葉、子どもに届いてる?

こんにちは!3人のきょうだいを子育て中のママライター・タキザワミユキです。

  • 「危ないから走っちゃだめ!」
  • 「明日も早いんだから早く寝なさい」

などなど…わが子のためを思って言っているのに、子どもって親の言うことをなかなか聞いてくれないですよね。

筆者も「毎日同じことを言ってるのに、なんで全然聞いてくれないんだろう」と途方に暮れることがあります。でもそれ、もしかしたらママ・パパの言いたいことが子どもに「伝わっていない」だけなのかもしれません!

今回ご紹介する『わが子がやる気になる伝え方 ~性格3タイプ別の声がけで自己肯定感が高くなる~』(小学館クリエイティブ刊)によると、人はそれぞれに生まれもった性格があり、たとえおやこであっても性格のタイプが同じとは限らないという内容があります。

著者の稲場真由美さんは12万人の統計データから「性格統計学」を考案・開発したコミュニケーションのプロ。 稲場さんによると子どものタイプによって「心に響く言葉」が違うのだそう…。逆に言えば、「タイプの違いを知れば、子育てがぐっと楽になる」のだとか!

稲場さんは、前職で女性向け下着の営業代理店でマネジメントを経験。その際に職場での人間関係の悪化、それにともなう業績不振から「性格統計学」を考案、体系化しました。

「性格統計学」って?

「性格統計学」とは言葉の理解のしかたや価値観のズレ、情報不足によって起こる「コミュニケーションギャップ」を解消するべく考案されたコミュニケーションメソッドのこと。

もともとはビジネスパーソン向けに発信されていましたが、おやこ関係に応用したところ、「子どもとコミュニケーションがうまくとれるようになった」と大きな反響があったのだとか!

性格のタイプを知ろう

「性格統計学」の基本となる性格のタイプ、一体どんなものか気になりますよね! 本書ではわかりやすく、大きく3つのタイプに分けて紹介されています。

ロジカルタイプ

自分のペースが大事。物事を自分のタイミングで進めたい「納得型」
自分が頑張ったことに関して、具体的にほめられるとモチベーションが上がります。その反面、急な予定変更や、ペースを乱されることが嫌い。
効率よく物事を進めたいので、お金や時間、労力などの無駄を避けたがります。

ピースタイプ

自分より相手が優先。人の役に立つことが好きで、「ありがとう」がほめ言葉です。
相手に合わせて柔軟に動くことができるタイプですが、人と比べられるとモチベーションが下がります。
物事の経緯や背景を知りたい性格なので、「なぜ?」と尋ねたことに相手が答えてくれないとストレスを感じます。

ビジョンタイプ

物事をやりたいかやりたくないかで行動するタイプ
「すごい!」「さすが!」とオーバーにほめられるとモチベーションが上がります。とりあえず動いてから考えたいタイプなので、細かく予定や計画を立てることが苦手。
「なぜ?」と質問されると、否定されたと感じてしまいます。

3つともまったく違うタイプですよね!
気になる診断のしかたはとっても簡単。2つの質問に、できるだけすばやく直感で答えるだけです(質問の内容はぜひ本書で確認してみてください♪)。

人によっては「ややロジカル寄りのピース」「ややピース寄りのビジョン」など、1つのタイプに当てはまるとは限りません。
あくまで全体的な傾向の話なので「このタイプなら絶対こうするはずだ」と縛られすぎないように注意してくださいね。

わが子のタイプは親のイメージと違うかも?

筆者もさっそく5歳の長男に質問してみました!筆者が思うに、長男はやる気にムラがあるタイプ。
好きなこと・楽しいことだけやっていたいし、いつだってほめられたいお調子者な「ザ・男子」です(笑)。
なので「多分ビジョンなんだろうな…」とイメージしていたところ、なんとびっくりロジカルタイプだったんです!

たしかに思い返してみると、ロジカルっぽい部分は多いかも…。
長男はレゴブロックで乗り物や建物を作るのが大好き。よくできあがった作品を見せてくれるのですが、筆者が「すごい!かっこいい!」と大げさにほめると不満そうな顔をして「もっとちゃんと見て!」と言ってくることがあります。

そのほかにも幼稚園に持っていくつもりだったものを忘れたり、遊ぶ予定だったお友だちが急に遊べなくなったりなど、予定が狂うととたんに癇癪を起こします…。
「なんでうちの子はこんなに怒りっぽいんだろう」と悩んでいたのですが、「ロジカルタイプだから」だと思うと納得。
もっと具体的にほめてほしいし、自分のペースを乱されたくなかったんですね。

ちなみに筆者自身はピースタイプ。 「ほかの人に迷惑をかけてはいけない」という意識を強く持つあまりに、自分のペースを貫こうとする長男にイライラしてしまっていた模様…。これには反省。

本書を読みすすめていくと、日々たまっていた子どもへの「なんで怒ってるの?」「私にどうしてほしいの?」という途方もない疑問がするすると解けていくよう。
気づけば「は~、なるほど…」と感嘆のため息を漏らしていました。

コミュニケーションは「ほめる」と「あきらめる」が大切

コミュニケーションギャップを埋めるために大切なのは、コミュニケーションの「量」ではなく「質」だと稲場さんは語ります。

タイプに合わせた「ほめ方」ができれば自己肯定感が上がる

たとえコミュニケーションがとれる時間が少なくても、子どもが本来持っている性格を丸ごと受けとめてあげること。
そしてタイミングを逃さず、その子に響く言葉でほめてあげれば自己肯定感が高く、心が安定したのびのびとした子どもに育つのだそう。

そのためには、まず自分の性格タイプと子どもの性格タイプを知ること。
「子どもは自分とは違う人間」だということを受け止め、価値観の違いを認めることが重要です。
そして子どもにうまく伝わる方法を知り、実践。その子のタイプに合わせた伝え方ができれば、子どもは親の言葉を素直に受け取りやすくなります。

筆者はこれまで子どもが頑張ってる姿をとにかく「ほめなきゃ!」とやみくもにやってきましたが、単純にほめれば自己肯定感が上がるというわけではないんですね。

「あきらめる」ことは悪いことじゃない

そして「ほめる」ことと同じくらい大切なのが「あきらめる」こと。
「あきらめる」というとネガティブに捉えがちですが、もともと「あきらめる」という言葉は仏教用語で「あきらかに認める」ことなんだとか!

そうとらえれば自然とポジティブになれますよね。子どもの個性をあきらかに認めて、その言動をおおらかに受け止めることができれば、ぐっと楽になると思いませんか?
筆者は本書を読んでから、長男が癇癪を起こしても「この子はこういう性格だからな~」と認めることで、イライラせずに落ち着いて声をかけられるようになりました。

伝え方に関してはまだまだ練習中ですが、イライラがぐっと減ったことは大きな進歩! 子どもとのコミュニケーションがうまくいかず、イライラしてしまうママ・パパにぜひ読んでもらいたい1冊です。
子どもだけではなく、自分自身の性格にも新たな発見があるかもしれませんよ!

『わが子がやる気になる伝え方 ~性格3タイプ別の声がけで自己肯定感が高くなる~』
著者:稲場真由美
発行:小学館クリエイティブ
定価:単行本(ソフトカバー)1,430円(税込)/Kindle版(電子書籍)1,287円(税込)

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【わたし的評価】
満足度   ★★★★☆
実践度   ★★★★☆
読みやすさ ★★★★★
わかりやすさ★★★★☆

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執筆者

ライター タキザワミユキ

5歳・2歳・0歳の3兄妹を育てるママライター。留学・語学学校での勤務経験を活かし、子育て・教育関連の記事をメインに執筆しています。子供たちの笑顔が毎日の癒し!子供の成長はあっという間だなと実感する日々です。

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