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話題の育児書を読んでみた!子育てブックレビュー

休園・休校が相次ぐ今、とにかく役立つ!閉じこもる日々を思い出に変える「楽しいことリスト」でおやこで泣き笑い

休園・休校が相次ぐ今、とにかく役立つ!閉じこもる日々を思い出に変える「楽しいことリスト」でおやこで泣き笑い
休園・休校が相次ぎ、外出できない!子どもたちの過ごし方もマンネリ!…というお悩み中のご家庭も多いですよね。『いつか家族でやりたい99の楽しいことリスト』(CCCメディアハウス刊)には、小さな子どもがいるご家庭にピッタリの楽しいおうち時間アイディアが盛りだくさん!ライターの河瀬みことさんが、実際に読んで実践したレポートをお届けします。
目次

こんにちは、ライターの河瀬みことです。 コロナ第6波の勢いが止まりませんね。わが家もこの1月から2月にかけて相次ぐ保育園の休園で、娘たち(4歳・2歳)は元気でも家に閉じ込もる日々です。 ふたりの子どもたちと一緒だと、在宅勤務もままならず、親の自分もストレスがたまりっぱなし…。

そんなわけで、「おうち時間」を子どもたちとどう過ごすかが大きな課題となっていたところ、これは!!という1冊に出合えました。

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外出できない悩みに効く、遊びや食事の99の楽しいことリスト!

『いつか家族でやりたい99の楽しいことリスト』(CCCメディアハウス刊)には、そんな悩みをズバッと解決してくれるアイデアが99も!

おうち編では60、おでかけ編では39、合計99の「楽しいことリスト」がゆるくてかわいいイラストで紹介されていて、パラパラめくるだけでも気分が盛り上がる1冊になっています。

著者のむぴーさんは、6・4・0歳を育てる大阪在住のマンガ家/イラストレーター。SNSでは自身の子育ての日常を、イラストで綴っていて大人気です。 この本では、むぴーさん自身の体験をもとに、「何気ない1日が子どもたちにとって忘れられない思い出になるように」という思いから作られました。

たとえば、おうち編では

  • おうちピクニック
  • 停電サバイバル生活
  • クレイジーヘアDAY
  • おうちで「世界一受けたい授業」

などなど、タイトルだけでワクワクするものがズラリ。
また、休園・休校で何気に困るのが食事だったりしますが、

  • ホットプレートパーティー
  • ごはんの友の会
  • 冷食食べ比べ
  • お手軽BBQ

といったごはんに関するアイデアも多く、その手があったか!と。

子どもだけではなく、親も一緒になって楽しめるものばかりで、まさにこういう本が欲しかった...! という内容です。

紹介されているアイデアは、「家にあるもの」で「手軽」に「おやこ」で楽しめるものばかり。 さっそく何気なく時間を潰していた動画の再生を止めて、本を参考に子どもたちとやってみました!

大興奮の「室内キャンプ」!リビングにテント&アウトドアテーブルごはん!

さっそく試してみたむぴーさんの提案の一つが、家の中や庭などにテントを張って、キャンプ気分を味わおうというもの。

そのままお泊まりしてもいいし、家の中にアウトドアチェアを出してカレーや焼きそばを作って食べても!

まずは、「室内キャンプ」をやってみることに

わが家ではここ数年まったく出番のないテントだったので、子どもたちに「テント出そうか」と声をかけると、目がキラキラに☆ テントを組み立てる段階から大はしゃぎでお手伝いしてくれました。 組み立てたテントに入ると、静電気で髪の毛がぶわーっと広がりこれまた大笑い。

ぬいぐるみたちを集めていつの間にか姉妹ですっかり「お部屋」気分。
「ママは入っちゃダメ!!」
と追い出されました…。

夫がテントの中に布団を敷くと、子どもたちはテンションMAX!! 寝るというより転がりまくりで、テントハウスを満喫していました。

朝ごはんもせっかくならアウトドア仕様で

せっかくなので朝ごはんはキャンプ用のテーブルで食べることに。
いつも通りの朝食メニューでしたが、小さいテーブルで子どもたちだけで食べる、というシチュエーションがうれしかったようで、ニッコニコでした!

究極に手軽&楽しい!ソファーや布団でひみつ基地づくり!

テントがなくても手軽に楽しめるのが「ひみつ基地ごっこ」

むぴーさんの提案では、押し入れの中をライトで照らしたり、新聞紙でテントを作ったり、テーブルの下にもぐってごはんを食べたり…とすぐにマネできるひみつ基地づくりアイディアがたくさん!

振り返れば、自分も子どものときによく、クローゼットの中でざぶとん重ねて、そのうえでマンガ読んだりとかしたなあ…と懐かしい気持ちに。 わが家では、ソファーやダイニングチェアを集め、その上に布団をかけて、「ふわふわひみつ基地」を長女主導で建設!

いつものリビングがオリジナルの「ひみつ基地」になると、子どもたちの想像力もふくらみ、ひみつ基地はいつの間にか「プリンセスたちの着替え部屋」「トランポリン」…などに変わっていました。

おうち時間の楽しみ方は無限大!

このほか、思いがけず親の涙を誘ったのが、スマホで撮影した動画をテレビなどに映して観てみよう!というアイデアの「思い出鑑賞会」。 撮影したものの、動画ってそのまま埋もれがちですが、それを敢えてテレビでみんなで観る、というのがむぴーさん流。

さっそくわが家でも過去の動画をみんなで観てみました。 保育園のお遊戯会や運動会の動画など、「なつかしいね〜」と言い合いながら眺めていましたが…その中で、撮影したのも忘れていたある日の出来事がふいに画面に登場。

それは、筆者が次女を出産して数日後、家で突然うわ~!!と大泣きする当時2歳の長女の姿。目まぐるしい変化に気持ちが追い付かず、思わず気持ちがあふれてしまった…という瞬間の様子。
撮っていたこと自体忘れていた夫は、久々に会う幼いわが子の姿に若干目を潤ませていました…。

長女本人は「なんでわたし、泣いてるの?」とケロッとしていましたが!
「思い出鑑賞会」のおかげで、娘たちの成長を見直せて、グッときてしまいました。

まだまだ気が抜けない日々が続きますが、「ゆううつな自宅待機」を「どうせ家にこもっているなら!」と、ちょっとしたアイデアで家族みんなで楽しめたら、それこそ後から振り返ったときに「思い出の日々」に変わりますよね。

きっともうすぐ、春は来る!
そう信じて、子どもたちとのおうち時間の楽しみ方を充実させていきましょう。
「おでかけ編」のお試しはそのときまでのお楽しみに!

『いつか家族でやりたい99の楽しいことリスト』
著:むぴー
発行:CCCメディアハウス
定価:単行本(ソフトカバー)1,320円(税込)/Kindle版(電子書籍)950円(税込)

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【わたし的評価】
満足度   ★★★★☆
実践度   ★★★★☆
読みやすさ ★★★★★
わかりやすさ★★★★★

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執筆者

ライター 河瀬 みこと

大学卒業後16年間、教育関連企業で編集・マーケティング業務を担当。第一子妊娠時に退職。その後保育士資格を取得。二児の姉妹を育てながら、編集・ライター業に邁進中。
2023年春より、念願の「食堂+寺子屋 nuinu(ぬいぬ)」開業。

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