額に三角形の白い布…と言われてパッと思い浮かぶのはなんですか?
大半の人が「幽霊」をイメージしたはず。子ども向けの絵本にもよく登場するので、三角の布をみただけで怖がる子もいるかもしれませんね。
そんな三角形の布の名前の由来や意味を知れば、怖さも和らぐかもしれませんよ!
クイズ形式でお届けしている、家の中、学校、街でよく見かけるけど「意外と知らないモノの名前」シリーズ。第3弾はあつ〜い夏の夜をひんやりさせてくれる幽霊の姿から、トレードマークの布の名前について出題します。
【ここでヒント!】日本の伝統的な和装の被り物・烏帽子(えぼし)の代わりにつけていたので、つける場所の名前+烏帽子を組み合わせて「〇〇〇烏帽子」と呼ばれていました。
正解は…
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「額烏帽子(ひたいえぼし)」でした!
烏帽子(えぼし)というと思い浮かぶのは、平安時代の貴族が被っている縦長の帽子ですよね。幽霊の額にある三角の布とは似ても似つかない形状をしていますが、「額烏帽子」は烏帽子の代用品として使われたものと言われています。
それがいつの間にかお葬式で故人を送る「死に装束」として「額烏帽子」をつけるようになり、死者の世界からやってきた幽霊を表現する際にも欠かせないものになりました。
「額烏帽子」を身に着けるようになった理由には諸説ありますが、烏帽子は身分を表す冠の代わりとされていたことから、天国の神様に失礼がないようにするためや、閻魔(えんま)大王の裁きを軽くしてもらうためにつけた、と言われています。
近年では見た目を考慮してお葬式でも額烏帽子を着けないのが一般的になりましたが、無くなったわけではありません。
故人が無事に天国へ行けるように願って、故人の頭の横に置いたり、小物に巻き付けたりして今も使われています。地域によっては天冠(てんかん・てんがん)や髪隠し、頭巾(ずきん)と呼ばれることもあります。
※額烏帽子の意味や由来についてはさまざまな説があります。
子どもたちの絵本にもたびたび出てくる「おばけ」。そんな「おばけ」と「幽霊」の違いを知っていますか?おばけは「本来の姿から大きく異なるほかのものに化けたもの」幽霊は「成仏できず現われた死んだ人の魂があらわれたもの」を指します。
日本に昔から伝わる妖怪や、ドラキュラやフランケンシュタインなどの西洋の怪物も立派な「おばけ」ですね!
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幽霊の額についている三角形の布は、故人の旅立ちの無事を祈って着けるものだったことがわかりました。おどろおどろしく感じていた「幽霊」のスタイルには、実は送る人たちの想いが込められていたことを思うと、怖さもちょっと和らぐかもしれませんね。
ライター Ichika
山梨県生まれ。関西、九州での生活を経て11年ぶりに地元に戻りライター業をスタート。身内や友人に教育関係者が多く、たくさんのヒントを得ながら自分なりの育児を模索中。子育て経験をもとにした体験談やコラムも発信しています。
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