イライラするのも疲れる…子どもにカミナリを落としそうになったらちょっぴり肩の力が抜けるコレ試してみて!

イライラするのも疲れる…子どもにカミナリを落としそうになったらちょっぴり肩の力が抜けるコレ試してみて!
【教育の専門家・TERUさんが徹底解説!】子育てにおけるアンガーマネジメント(怒りのコントロール)を紹介。その考え方と具体的な実践方法を、YouTube「子育て勉強会TERUchannel」で配信する子育て動画が人気の家庭教育アドバイザーTERUさんに教えてもらいました。
目次

「アンガーマネジメント」とは、怒りを上手くコントロールすること。
前回の記事子どもにマジ切れする前に試してみて!【子育てに役立つイライラコントロール術】では、その場を離れるなど、子育ての現場ですぐ取り入れられるアンガーマネジメントの方法を紹介しました。

今回は、あらかじめ自分の中で意識づけをしておき、続けることで根本的にイライラが減りそうな方法を家庭教育アドバイザーのTERUさんに教えていただきます。ママはもちろん、パパにもおすすめの方法なので、ぜひ参考にしてください。

こちらも「6秒ルール」を利用する別の方法です。怒りで反射的に嫌な言動が出そうになったら、自分の行動を実況中継してみましょう。

例えば、洗い物をしているときに子どもがふざけて怒りそうになったら「今、お皿!お皿を洗っています。クルクル回しながら見事な手つきで洗っています。次はコップが待ち構えているようです」というように頭の中で考えてみるんです。

そうしていることで次第に冷静さを取り戻すことができ、怒りのピークもやり過ごし、自然と怒りが収まっていきます。

"こんなとき自分の理想の人だったらどうするか"を想像する

突発的な怒りを感じたときや、怒りが収まらず引きずってしまっているときには、自分の尊敬する人・理想とする人だったらどうするかを考えてみるのが効果的です。

ちなみに私の場合はイチローさんなんですが、怒りを感じたときに「尊敬するイチローさんだったらどうするか」と考えて、自分の行動や思考を良い方向にコントロールすることを心がけています。

身近な人でも、有名人でも、偉人でも構いません。とっさによく知る尊敬できる人を一人思い浮かべられるよう、心の準備をしておくといいですね。

"真っ白な紙"や"怒りを捨てる場面"をイメージする

怒りはその原因となったものを想像してしまうと、どんどん怒りが増幅していきます。怒りの原因を考えずに頭の中を真っ白にできるといいのですが…なかなか難しいですよね。

そこでもっと具体的に、頭の中で真っ白な紙を想像してみてください。真っ白でなくても、単色のものをひたすら想像してみましょう。そうすると、怒りの原因から意識をそらすことができます。

自分の怒りを紙で包んでゴミ箱に捨てるイメージをするのもおすすめです。イメージの中で怒りを捨てることができると、心がスッと軽くなるものです。

自分が一番気持ちいいと感じることを思い出す

自分が快感を感じる場面を思い出してみるのもいいでしょう。

私の場合はずっと野球をしていたので、自分がピッチャーとして相手から三振を奪う姿を想像すると気持ちが良くなります。

好きなものをたくさん食べている自分や、アイドルのライブで盛り上がっている自分などなんでも構いません。自分が気持ちがいいと感じる場面を紙に書き出しておいて、それを見るのも効果的かもしれません。

TERUさん本人が解説!子育てのイライラコントロール術


ふだんから、自分が理想とする人は誰?快感を感じる状態は何だろう?と振り返っておくとスムーズに取り入れられますね。また、イメージする方法は繰り返すことで「このイメージを思い出すといい」と自分に合ったものがわかるかもしれません。

ここまでの記事で全部で10の方法をTERUさんに教えていただきました。この中からひとつでもふたつでも自分に合いそうなものを持っておくと、いざそういう場面になったときに落ち着けるようになりそう。

次回は、そもそもイライラしづらくなる「親が身につけておきたい6つの習慣」を紹介します。

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お話を伺った方

家庭教育アドバイザー TERU

幼児教育の講師。 1000人以上の子どもたちと関わってきた経験をもとに、0~12歳の保護者向けに知育、育脳、子どもとの接し方など家庭教育情報を発信している。登録者8万人超のYouTubeでは"子どもを成長させる"実践的な子育て動画を配信中。
YouTube:子育て勉強会 TERU channel
Twitter:@TERUkyoiku
Instagram:teru_kyoiku

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執筆者

ライター 西方 香澄

徳島で生まれ育ち、大学進学を機に神戸へ。養護教諭・児童発達支援など教育に従事したのち独学でライティングをはじめる。夫・1歳になった娘とクリエイティブな毎日をつくるため、現在デザインも勉強中。

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