ご褒美がないと動かないわが子…「ご褒美依存」に陥らないために親ができる3つの工夫

ご褒美がないと動かないわが子…「ご褒美依存」に陥らないために親ができる3つの工夫
【教育の専門家・TERUさんが徹底解説!】勉強、習い事、お手伝い…子どもが何かをがんばるモチベーションアップのためにご褒美は使ってもいい?親から子への効果的なご褒美のあり方について考えます。
目次

「〇〇をやったら✕✕していいよ」「〇〇をがんばったら✕✕を買ってあげる」のように、子どものモチベーションアップのために使うことが多い"親から子どもへのご褒美"。

でも、ご褒美がないとやらない、よいご褒美を用意しないとやらない、など"ご褒美依存"に陥るのは避けたいもの。

そのためには、子どもにとって新たに何かが手に入ることではなく、「絵本を読んでもらうこと」「1日30分のYouTubeやゲーム」など、"毎日当たり前にしていることをご褒美にする"のがおすすめという家庭教育アドバイザーのTERUさん。

とはいえ、これまで当たり前にしていたことが何かをやった対価でしか手に入らなくなったら、さすがに子どももすんなり受け入れてはくれなさそう…。
では、どうすればよいのか。これまでのご褒美を切り替えるタイミングや、切り替える際に意識したいポイントを伺います。

子どもにわかる区切りのタイミングで切り替える

すでにご褒美をあげているのに、いきなり"毎日当たり前にやっていること"をご褒美にするのはさすがに子どもの抵抗を受けそうです

おやこのくふう編集部 編集部

子どもにとって「〇〇をしたら〇〇がもらえる」「〇〇できる」が当たり前になっている状況で、理由もなく突然ご褒美を変えられたら受け入れるのは難しいですよね。子どもに新しいご褒美を受け入れてもらうためにはタイミングが重要です。

おすすめは、子どもの誕生日や新年、進級など、子どもにもわかる区切りのタイミングでご褒美を切り替えること。
「〇歳になったから」「〇年生だから」というように、自分の成長の過程で必要なことだからと伝えられるとその必要性が理解しやすいものです。

切り替えの際には、親が一方的に新しいルールを押し付けるのではなく、理由を話して言葉で説明するように意識してくださいね。

当たり前のことでも嬉しさが増すような工夫をする

子どもが当たり前にしていることに、ご褒美らしい特別感を感じてもらうにはどうすればよいのでしょうか

おやこのくふう編集部 編集部

たとえば、「〇日間決められた時間しっかり勉強したら、新しいおもちゃを買ってもらえる」というご褒美があったとして、これを今当たり前にしていることに置き換えるのは至難のワザですよね。

そこで、当たり前にしていることをそのままご褒美にするのではなく、当たり前のことが特別に思えるような、うれしさが増す工夫をしてみてください。

たとえば「好きな絵本の読み聞かせ」をご褒美にしたい場合は「普段1回3冊と決まっている絵本を3冊+1冊選べる」というルールに。あるいは「毎日30分しているゲーム」をご褒美にしたいのであれば「10日連続で勉強したら1日だけ1時間ゲームできる」など。

このように、ご褒美が切り替わることで特別感が減ってしまうのではなく、楽しみが増えるような工夫を考えてみてください。

ご褒美にランダム性を持たせる方法も

子どものご褒美依存を予防するために、ご褒美を複数用意してランダムにご褒美を与える方法もあります。子どもが毎日当たり前にしていることから1つを選んでご褒美にするのではなく、その候補すべてをご褒美にして、くじ引きで選んでもらうのです。

たとえば「1週間決められた時間勉強できたら1回くじを引ける」というルールにしたとします。くじ引きの中身は「いつもは1つのおやつを2つ食べられる券」や「10冊まで絵本を読んでもらえる券」「1日1時間までゲームやYouTubeを見られる券」など、子どもが毎日楽しみにしていることがいつもよりできる券にしておきます。

こうすることでいつもしていることに楽しみがプラスされ、さらに何が当たるかわからないという楽しみも加わります。この仕組みがハマれば、子どもにとってとても楽しいご褒美になるでしょう。

もし、ご褒美として何かを買ってもらうことが当たり前になっていて、子どものモチベーション維持のためにそれが必要だと感じるのであれば、くじに「500円以内のおもちゃを1つ買える券」などを入れてもよいでしょう。

これまでのご褒美に加えて、ほかの種類のご褒美が増えたと感じてくれるかもしれませんよ。

TERUさんご本人が解説!子どもへの良いご褒美のあげ方

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何がよいご褒美であるかは、子どもの年齢や性格、現在の勉強への取り組み方などにより異なります。紹介した考え方は誰にでも当てはまる明確な答えではありませんが、子どもへのご褒美のあり方を考えるヒントになりそう。

おやこで話し合い、試しながら、家庭に合うご褒美の形を見つけていけるとよいですね。

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お話を伺った方

家庭教育アドバイザー TERU

幼児教育の講師。 1000人以上の子どもたちと関わってきた経験をもとに、0~12歳の保護者向けに知育、育脳、子どもとの接し方など家庭教育情報を発信している。登録者6万人超のYouTubeでは"子どもを成長させる"実践的な子育て動画を配信中。
YouTube:子育て勉強会 TERU channel
Twitter:@TERUkyoiku
Instagram:teru_kyoiku

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執筆者

ライター 西方 香澄

徳島で生まれ育ち、大学進学を機に神戸へ。養護教諭・児童発達支援など教育に従事したのち独学でライティングをはじめる。夫・1歳になった娘とクリエイティブな毎日をつくるため、現在デザインも勉強中。

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