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TERUさん直伝!朝の支度がスムーズになる方法!

子どもの「朝の準備ダラダラ問題」を解決!急かさなくても自分で動ける子にする方法を専門家が解説!

子どもの「朝の準備ダラダラ問題」を解決!急かさなくても自分で動ける子にする方法を専門家が解説!
【教育の専門家・TERUさんが徹底解説!】保育園や幼稚園、小学校に通う子どもの朝の準備は時間との勝負ですよね。なかなか準備が進まずイライラしてしまうことも多いのではないでしょうか。そんな毎朝の準備を楽にする、子どもが主体的に準備に取り組める方法を家庭教育アドバイザーのTERUさんに教えてもらいました。
目次

家庭教育アドバイザーのTERUさん解説のもと、子どもの朝の準備を早く楽にする方法を考えるシリーズ第3弾。

【連載】TERUさん直伝!朝の支度がスムーズになる方法!

前回の記事ではTERUさんおすすめの「準備できた報告」の最初のステップを紹介しました。
最後となる今回は、「準備できた報告」の実践の手順とポイント、子どものモチベーションを保つ声かけのコツを解説します。

準備ができたら報告し合い、楽しくハイタッチ!

前回の記事では、「準備できた報告」の1ステップめとして、おやこで朝やることを確認し合う方法を解説しました。 親としてつい言ってしまいがちな「やりなさい!」「はやくしなさい!」ではなく、まず親が何をやるのかを確認し、そして子どもに子ども自身がやることを言ってもらうのがポイントでしたね。
その上で、準備ができたらおやこで報告し合うことを約束します。

確認と約束ができたら実際に朝の準備をする段階。「準備できた報告」の実践のポイントを解説します。

それぞれが準備開始

おやこで朝やることを確認し、「準備が一つ終わったら報告してね」と伝えたら、それぞれ朝の準備を開始します。

準備が一つ終わったら報告し合う

準備が一つ終わったら、お互いに「〇〇できた!」と報告し合います。
どちらかが報告したらハイタッチをして「OK!」などと楽しく声をかけ合いましょう。こうすると、子どもはまたハイタッチをしたくて準備を頑張ってくれると思います。

ハイタッチの代わりに二人だけの合言葉を作っても面白いですよ。
ハイタッチで続きを忘れてしまいそうな場合は「次は何やるのかな?」と確認してもいいでしょう。

全て終わったらIメッセージで気持ちを伝える

準備・報告・ハイタッチの流れを繰り返していき、やることが全て終わったら「自分でできたね」「お母さんうれしいよ」と褒めるだけでなく親の気持ちをIメッセージで伝えましょう

IメッセージとはI(私)を主語にする伝え方。Iメッセージで伝えることによって子どもに気持ちが伝わりやすくなり、良い影響を与えることができますよ。

子どもの準備が進まないときは?

そうはいっても子どもの朝の準備は一筋縄ではいかないものですよね。
ついつい急かしたい気持ちが出てきてしまいますが、そこはぐっと我慢して次のことを意識してみましょう。

子どもが動き出さなくても親は気にせず報告を続ける

やることを確認しても子どもが動いてくれなかったりほかの遊びを始めたりしても急かしてはいけません。
やることが一つ終わるたびに子どものところに行って「お母さんは〇〇が終わったよ!」と報告し、ハイタッチをします。そして「次はお母さんはこれやるね」と軽く伝えましょう。

このとき「〇〇ちゃんも準備しようね」のように子どもに準備を促す言葉はかけない方がいいでしょう。
親が報告してくる姿をみて「自分もやらなくちゃ」と感じる子どもが多いものです。もし親の1回目の報告では動けなくても、待ってあげれば自分で動くタイミングが出てきますよ。

親が時間を意識した言葉を積極的に発してみる

なかなか準備が進まない子どもへのちょっとした工夫として、親は自分の準備をしながら時間を意識した言葉を発してみましょう。
「あと15分だ!急がなきゃ」「今8時50分だから、家を出るまであと20分か」というように、あくまでも自分の準備に対する心の声として発言するのがポイントです。

こうした言葉から親の様子が伝わり、子どもが「そろそろやらなくちゃ」と感じるきっかけになります。

子どもが準備をし出したらすかさず声をかける

子どもが準備をし出したら、見逃さず声をかけてあげましょう。「準備頑張ってるね」「お母さんも頑張るね」など簡単でOKです。
さらっとでも声をかけてあげると子どもは認められていると感じ、準備へのモチベーションが上がります。

親の報告が子どもの「ポジティブな気づき」になる

幼児期の子どもは、いくら最初にやることを確認してもほかのことに気をとられてすぐに忘れてしまいます。そうすると思い出させるために親が声かけをする必要がありますが、「早く準備しなさい」「何する時間だっけ?」「いまから何やるの?」といった声かけでは親にやらされた感が強くなってしまいます。
そしてこれがマンネリ化すると言葉の効力が下がり、子どもはさらに行動できなくなり、挙句大きな声で怒鳴らなくてはいけなくなるのです。

今回紹介した「準備できた報告」では、親の報告が子どもへのリマインドになるため指示語を使わなくてもいいメリットがあります。
親の報告が子どもにやることを思い出させ、子どもが主体的に行動をとるきっかけになります。 指示で気づかせるのではなく子ども自身の気づきを促すプラスのリマインドができるため、子どもの準備に対するモチベーションを保つことができるのです。

子育ての悩み『子どもの朝の準備が遅いダラダラ問題』へのオススメ対応方法

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指示されてから動くのではなく、自分で気づいて主体的に準備を始める経験を積み重ねることは、子どもを成長させる子育てにもつながります。主体的に動いてきた子は主体性や積極性、思考力、発言力などの面でも豊かに育っていきます。
一時的な、朝の準備のためだけの対策ではなく、長期的な目線で「準備できた報告」を試してみてはいかがでしょうか。

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お話を伺った方

家庭教育アドバイザー TERU

幼児教育の講師。 1000人以上の子どもたちと関わってきた経験をもとに、0~12歳の保護者向けに知育、育脳、子どもとの接し方など家庭教育情報を発信している。登録者6万人超のYouTubeでは"子どもを成長させる"実践的な子育て動画を配信中。
YouTube:子育て勉強会 TERU channel
Twitter:@TERUkyoiku
Instagram:teru_kyoiku

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執筆者

ライター 西方 香澄

徳島で生まれ育ち、大学進学を機に神戸へ。養護教諭・児童発達支援など教育に従事したのち独学でライティングをはじめる。夫・1歳になった娘とクリエイティブな毎日をつくるため、現在デザインも勉強中。

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