【小1の親の悩み】子どもの学校での様子がわからない!先生にどう相談したらいい?園とは違うコミュニケーション

【小1の親の悩み】子どもの学校での様子がわからない!先生にどう相談したらいい?園とは違うコミュニケーション
保育園・幼稚園と違い、先生との距離がぐっと遠く感じられる小学校生活。心配事や気になる子どものこと、モヤモヤを解決するために先生とどうコミュニケーションをとったらいいのでしょうか。保育士で小学生の母でもある炭本まみさんに聞きました。
目次

新生活が始まる春。小学校へ入学した子どもたちは楽しく通学しているでしょうか。
楽しそうであっても、そうでなくても、ママ・パパは学校生活について困っていることはないか、どんなふうに過ごしているのか、友だちはできたのか、先生はやさしいのか、子どもに聞きたいことがたくさんありますよね。

でも、子どもに聞いてもなんだかはっきりしたことを言わないもの。余計に気になったり心配になったり…。

もう小学生なのだから、親がいちいち聞くものではないのかも、そんな風に迷ってしまうかもしれません。一体どうしたらよいのでしょうか。

今回は、保育士ライターの炭本まみが「小学校の先生とのコミュニケーション」について、また、先生との信頼関係を結ぶ近道について、詳しく解説します。

小学校入学後、親の一番の不安は「様子がわからない」

子どもが初めて小学校に入学したとき、親が一番抱く思いが「学校の様子が何もわからない」ということです。

筆者が保育士をしていたとき、卒園児の保護者に会うと「学校の様子が何もわからないの。いつ聞いたらいいかもわからないし。不安だわ」という声をよく聞いていました。

小学校では園の「連絡帳」のように個人的なお便り帳はありませんし、クラスだよりといっても全体的な様子がさらりと書かれているだけです。

そんな中、わが子が

「わからないことがあったけれど聞けなかった」
「先生に叱られた」
「友だちに嫌なことを言われた」
「学校に行きたくない」
など心配なことを言ってくることがあります。

また、学校の様子、友だちができたのか、生活は楽しいのか、わからないことはないのか、そもそもわからないことを先生に聞けているのか、子どもに聞いてもはっきりとした答えを得られないことが多いでしょう。

これまでの園生活では、送迎時に担任へちょっとしたことを聞けたのに…。小学校はそうもいかず、とても不安になりますね。
こんなとき、保護者としてはどのように対応したらよいのでしょう。

先生に下校後、電話で聞いてみる

心配になったり、子どもから聞きたいことを聞けずもやもやした気持ちになる時、解決する一番の近道は「遠慮なく先生に聞くこと」です。

1年生のお子さんと同じように、親も小学生の保護者1年生です。不安なことやわからないことがあるのが当然。何も恥ずかしいこともなく、聞くことが迷惑でもありません。

さらに、疎ましがられたり、心配性だと思われたりすることはありません。子どものことを心配するのは当然のこと。先生も理解しています。

先生に遠慮なく聞き、すぐに答えをいただくことができ、先生も保護者もストレスを抱かなない方法は「電話での問い合わせ」です。

一番忙しいのは、登校時間の朝。教室での受け入れや職員間の打合せがあるので、朝は絶対に避けましょう。

次に忙しいのが、子どもが学校にいる時間。新一年生の場合、しばらくは休み時間であっても担任は職員室へもどることなく教室に滞在します。問い合わせはしないようにしましょう。

また、下校時間もしばらくは集団下校のため留守にしていることが多いものです。
先生が電話に出やすい時間帯は、新一年生の場合は16時以降なのではないでしょうか。17時前になると退勤時間になるので既に不在となることが多いかもしれません。

それぞれの学校によって違いがありますが、子どもが下校したあとにお電話するようにしましょう。

コミュニケーションを取り、進んで信頼関係を築こう

担任の先生は、どんな先生なのでしょうか。
大学卒業したてのフレッシュな先生、昨年度6年生を卒業させた先生、低学年を受け持つことが多い先生、経験の長い古株の先生、他校から転勤してきたばかりの先生など、さまざまな先生が担任になります。

ですがどのような先生であっても、不安なことや子ども自身が困っていること、少し配慮をしてほしいことをその都度伝えていきましょう。

新一年生を受け持つ先生方は、親も子も不安を多少なりとも抱いているのは承知の上。
もやもやした気持ちや不安を抱えたままでいることは、自然と子どもにも伝わるものです。そこからますます先生に言いにくくなったり、学校が苦手になったりすることにもつながります。

まずは親がすっきりとしたクリアな気持ちで小学校生活を送ることが大切です。
さまざまな不安や確認を重ねるごとに、先生もどのような保護者であるか、また、保護者を通して子どもの不安を理解し子どもをより知っていきます。

子どもの勘違いにも気づくことができ、今後の対策をおやこで話すきっかけにもなるでしょう。

毎日忙しい先生と何度も話すのは気が引けてしまうかもしれません。それでも、先生は意外とそうは思っていないもの。保護者会などでは、先生が「気になることがあればいつでもお電話ください」と声をかけてくれることも多いでしょう。保護者からコミュニケーションをはかり、信頼関係を築く気持ちで過ごしましょう。

***

心配や不安を抱えている保護者が、先生に積極的に聞くことで、先生も子どもに注意を払ってくれるようになります。また、参観日などをはじめとする行事で先生と顔を合わせると、子どもの様子を聞きやすくなったり、先生の方から教えてくれることもあります。

お電話をするのは気が引ける、緊張して肝心なことを聞き忘れる、という方はお手紙で聞いてみるのもいいでしょう。手紙であれば、子どもにどんな配慮をしてほしいかも書きやすいですし、先生も見返して確認できますよ。

どうか、気を遣うことなく不安や心配は先生に積極的に聞いてみてくださいね。楽しく不安のない小学校生活を、おやこで過ごせますように!

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執筆者

炭本まみ

保育士として10年勤務し、今は中学生と小学生を育てるママ。未だに子育てに行き詰ることはありますが子育てのアドバイス記事を書きながら自分も振り返っています。趣味はキャンプと旅行とカメラ。アウトドア記事や旅行記事、保育士や保護者向けのコラムを執筆中。

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