子どもを叱る回数を減らせる「親の4つの心得」~おやこでしあわせな夏のおうち時間~

子どもを叱る回数を減らせる「親の4つの心得」~おやこでしあわせな夏のおうち時間~
コロナ禍でおうちで過ごすことが多くなった2020年夏。子どもと密接に過ごす時間が多くなると、どうしても子どもを叱ることも多くなりがちです。そんな夏のステイホーム期間をおやこでノンストレスにすごすための秘訣を「こどもコンサルタント」の原坂一郎さんに伺いました。
目次

コロナウィルス感染症拡大でなかなかお出かけできず、おうち時間が増えたこの夏。 「なんだか子どもを叱ってばかり…」と悩んだり、イライラすることが増えていませんか?

どうすれば、子どもを叱らずにすみ、親子で穏やかに過ごせる?

そんなステイホームならではの悩みに、「こどもコンサルタント」原坂一郎さんが23年間保育士としてたくさんの子どもと接してきた知見をもとにズバリ答えてくれました!

叱る回数を減らせる!4つの"親の気の持ちよう"

この夏のコロナ禍で自宅での時間が増える中、子どもの自由でパワフルな振る舞いに毎日向き合うママやパパ、どうしてもストレスがたまってしまいますよね…。

何を言っても、何度言っても、言うことを聞かない…。

「もう、叱らせないでほしい!」というのが本音ですよね。

それならば、叱る回数自体を減らしていきましょう。

そのためのポイントはこの4つです。

これで叱る回数を減らせる!

  1. 1.「できなくて当然」と思う
  2. 2.「1回叱ったら1回ほめる!」をルールにする
  3. 3.健康ですくすく育っていることに感謝する!
  4. 4.あきらめる!

なかなか難しそう…できるかしら…

編集部

1.「できなくて当然」と思う

子どもはまだ生まれて数年しか経っていないのだから、経験も知識も少なくて当然。

だからこそ、「失敗して当たり前・できなくて当然」と思ってあげましょう。

叱りたくなるカラクリは、「これはとんでもない!」「許せない!」と思うところにあるのです。

「まあ、いいか!」の精神で、できるその日を心待ちにしましょう。

2.「1回叱ったら1回ほめる!」をルールにする

よく聞く「1叱って10ほめよ」…は、なかなか難しいですよね!

でも、「1叱って1ほめよ」ならハードルはグッと下がりませんか?

すると…叱るたびにほめるのが面倒になり、結局叱る回数も減ります。それでいいのです!

3.健康ですくすく育っていることに感謝する!

子どものやることなすこと、全てにイライラしてきたら…
お子さんが生まれたときにお祈りした、あのお願いを思い出してみてください。

そう、「健康ですくすく育ってくれますように…」という願い。それが一番の願いだったはず。
叱られるほど元気に育ってくれたわが子。そう、その一番の願いはかなったのです。

逆に感謝したくなりませんか?

4.あきらめる!

「あきらめる」とは「あきらかに認める」こと。

叱りたくなるときも、これがわが子の姿なんだと思って、その姿を丸ごと認める=ありのままを受け止めましょう。

これは子育てすべてで一番大事なことです。 

ありのままの姿を認めて、わが子のこれからの成長に目を向けていきましょう。

「つい感情的に叱ってしまった…」というときのフォロー

それでも親も人間です。 いけないとわかっていても、ついカッとなって叱りつけてしまうこともあるでしょう。

そんなときは、それをフォローするいい方法がありますよ。

子どもを叱りつけてしまったとき

  1. ●その後、何ごともなかったかのようにふるまう
  2. ●その夜、お風呂の湯船の中で素直に謝る

この2つで、子どもはかえってお母さん、お父さんの愛情を感じます。
叱りつけてしまったあとは、サッと元のママ・パパに戻りましょう

すると子どもは「あれ?もう怒ってない!」と安心しますよ。

そして、しばらく経ってから…寝る前のお風呂で落ち着いているときなどに、 「さっきは怒ってごめんね」と謝ってみてください。
すると子どもは、なんだかうれしい気持ちに。

謝るときは理由も説明してあげましょう

「○○ちゃんにいい子になってほしいから怒ったんだよ」「そっかあ」と、叱られた理由にもすんなり納得してくれますよ。

逆に、叱った後いつまでも「もう知らない!」といった冷たい態度を取るのはやめましょう。

子どもは「(ママやパパに)本当に嫌われてしまった」と不安になります。

叱ったあとは、いつもの親子関係で笑顔に戻ることが何よりも大切です!

子どもの年齢によって、叱り方って変えた方がいいの?

子どもの成長に応じて、親として叱り方を変えていくべきだろうか…
なんて、真面目なママやパパほど真剣に悩んでしまうかも知れませんね。
でも、難しく考えないでください。

年齢ごとにいちいち変える必要はありません。
子どもの成長によって変化する、そのリアクションに応じて変えればいいです。

幼児期は、1年間で大人の10歳分に値するほどの変化を見せます。
例えば、2歳と4歳では大人の20歳と40歳くらいの違いがあるのです。
20歳と40歳では、考え方も興味も大幅に違ってきますよね。
同じ言葉で叱っても、2歳のときと4歳のときでは反応が違ってきます。

だからこそ、年齢で叱り方を変えていくのではなく、その子がどうリアクションするようになったか、によって対応を臨機応変に変えていけばいいのです。

たとえば「やめなさい」と伝えたときに

ただ泣く→今度からはもっとやさしく伝えてみる

へ理屈で言い返してくる→いけない理由をくわしく説明して伝える

といった感じです。

年々変わっていく、叱ったときのリアクションを受け止め、「そうきたか!」と思うことで「では、どう言えばいいか」がわかってきます。

これによって、結果的に親の言いたかったことがストレートに伝わりやすくなります。

親としても、「おや、うちの子もこう返すようになってきたか…」と、𠮟りながら成長を感じられるようになりますしね!

親の笑顔が子どもをHAPPYにします

ママやパパが笑顔でいることが、子どもにとって一番のHAPPYです。

子どもの笑顔を見ると、子育ての疲れも吹っ飛んでしまいますよね。

でも、それは子どもも同じです。

ママやパパの笑顔を見るのがとてもうれしく、ママやパパが笑っているだけで限りない喜びと安心感を感じるのです。

日常の中に笑顔がふんだんにあるママやパパだと、子どもはしあわせいっぱいで、いつも笑顔でいてくれるようになりますよ。

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お話を伺った方

こどもコンサルタント 原坂 一郎

1956年、神戸市生まれ。関西大学社会学部卒業。神戸市内で23年間6か所の保育所勤務を経て、2004年「こどもコンサルタント」に。笑いと笑顔をキーワードに、子どもおよび子育てに関するさまざまな研究・執筆・講演を全国で展開。『読むだけで子育てがうんと楽しくなる本』(春陽堂)、『男の子のしつけに悩んだら読む本』(すばる舎)ほか著書多数。 Facebook:@IchiroHarasaka
http://harasaka.com/

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執筆者

ライター 河瀬 みこと

大学卒業後16年間、教育関連企業で編集・マーケティング業務を担当。第一子妊娠時に退職。その後保育士資格を取得し、起業に向けて準備中。二児の姉妹を育てながら、編集・ライター業に邁進中。

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