【旅行ナシでも旅気分を楽しむアイデア】おうちで非日常を体験しよう!

【旅行ナシでも旅気分を楽しむアイデア】おうちで非日常を体験しよう!
帰省に旅行にといろいろと立てていた予定も、結局すべてキャンセル。コロナ禍でしばらく遠出はおあずけ…。そんなご家庭もきっと多いですよね。そこで、旅行にいかなくても"親子で旅行気分を味わえる"おうち遊びのアイデアを、こどもコンサルタントの原坂一郎さんが教えてくれました!
目次

外出をしないと、部屋で、気づいたらテレビやゲームばかりに…。ああ、どこかへ出かけたい!!…そんな欲求もたまってきますよね。

そこで、おうちにいながら"お出かけ気分"や"旅行気分"を楽しめるアイデアを、こどもコンサルタントの原坂一郎さんが提案してくれました!

23年間の保育士経験から、手軽で楽しいアイデアがたくさん。ぜひ親子でおうちの中で「非日常」を楽しんでくださいね!

お金・時間をかけなくても、思い出いっぱいの夏に!

今年は旅行もお出かけもなかなかできず、物足りなく感じている親御さんも多いかと思います。

そうですね…わが家も旅行をやめたので、子どもがかわいそうで

編集部

でも子どもにとっての「楽しみ」はおうちの中にもたくさん転がっています。

そして「非日常」はちょっとしたアイデアで演出可能!

たとえば、いつものごはんや遊びの時間を、キャンプ風に演出してみたり!

本当に何もしなければ、
「今年はどこへも連れて行ってくれなかった」と子どもが思ってしまうでしょう。

でも、ちょこっとの「特別感」で
「とっても楽しかった!!」と一生忘れられない思い出にもできるのです

簡単・快適!おうちピクニック

まずはお手軽なこのアイデアからご紹介します。

キャンプをするのは難しくても、ピクニックならおうちでも手軽に楽しめます。

くもりの日は庭やベランダで、暑ければリビングで! ピクニックシートを敷いて、お皿もいつもの食器ではなくお弁当箱に。 ごはんを詰めて、お茶も水筒に入れてください。

この「ピクニックシート・お弁当箱・水筒」を使うのがキモ! あえてこの演出で、みんなで食事してみましょう。

もうそれだけで、子どもはピクニック気分!

いつものおにぎりが、特別においしくなっちゃいます。

もちろん、テントやハンモックがあれば、それらを広げておうちキャンプもアリですね。 子どもたちは秘密基地にして、テンションアップ!

大人にも楽しそう…!ぜひやってみたいです

編集部

ピクニックシート・お弁当箱・水筒を用意して
みんなでごはんを食べる!

旅行気分の手作りご当地グルメ!

食で旅行を体験する、というのもひとつのアイデアです。

たとえば、行きそびれた沖縄や関西に思いをはせつつ…

お昼ごはんの定番・麺類メニューを沖縄のソーキそばにしてみたり! 「なんくるないさ~」なんて方言の会話も、子どもたちには大ウケでしょう。

あとは粉もので関西旅行気分に!

本場の大阪風に、お好み焼きやたこ焼きに白米とお味噌汁も付けて!

「なんでごはんがついとんや~」

…なんてヘタな関西弁のツッコミを入れながらも、子どもたちはソース味でパクパク!

粉ものなら、ボウルで生地を混ぜたりソースやマヨネーズをかけたりなど、子どもたちもお手伝いしやすいのでオススメです。

ただ食べるだけではなく、実際にその土地に行ったような気分で、親子の会話を楽しんでくださいね

沖縄料理や関西の粉ものなど
いつもとは違うメニューを現地風にトコトン楽しむ!

気分はキャンプファイヤー!家族みんなで「おうち夜遊び」

子どもは光を使った遊びが大好き。 光っているものを見つけると追いかけます。

そこで、夜暗くなってからおすすめの光を使った「おうち夜遊び」をふたつご紹介します。

「夜遊び」というだけで子どもがワクワクしそう!

編集部

シルエットクイズ

部屋を暗くして懐中電灯を壁に向け、その手前にいろいろなものを置いて「これ、なーんだ?」とシルエットであてっこを楽しみましょう。

たとえばハサミでもOK!

ゆらゆらと大きく壁に映るそれは、いつも使っているハサミとは違う生き物のようで、子どもは大はしゃぎ。

手で形を作る、昔ながらの「キツネ・ちょうちょ・犬」などもおなじみですが楽しめますよ。

かんたんステンドグラス風

セロハンや透明のクリアファイルに、カラーの油性マジックで好きな絵や模様を描きます。

うさぎやゾウなど、子どもが好きな絵でもいいですし、星や波など簡単な模様でもOK。

描き終わったら、それらに割りばしの持ち手を付けて、懐中電灯の前に置いて壁に映してみてください。

ゆらゆらと揺らすように動かすと、まるでステンドグラスのようにファンタジックな世界が広がります。

ちょっと不思議で、なんだかいつもと違う感じ。

そのわくわく感、まるでキャンプファイヤーで炎を囲んでいるような気持ちかも!

夜、暗くなったら、
光をつかった「おうち夜遊び」を親子で楽しもう!

楽しかった思い出は、愛情のこもった何気ないこと

どこかに出かける、何か珍しい経験をさせるというような、お金や時間をかけて作る思い出じゃなくても大丈夫。

一番大切なのは、「あなたが大好き」という親の愛情がこもっていること

そしてその楽しさを親子で分かち合える時間

ごはんを食べたりクイズをしたり…ふだんからしていることも、「ピクニック風・旅行風・キャンプ風」と、ちょっとしたアイデアの演出を加えることで、その楽しさは倍増します。

「パパやママが自分のためにおもしろいことをしてくれた!」

子どもはそんな時間を、「楽しかった思い出」としていつまでも覚えているものです

ぜひ、お子さんと一緒に楽しんでくださいね!

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お話を伺った方

こどもコンサルタント 原坂 一郎

1956年、神戸市生まれ。関西大学社会学部卒業。神戸市内で23年間6か所の保育所勤務を経て、2004年「こどもコンサルタント」に。笑いと笑顔をキーワードに、子どもおよび子育てに関するさまざまな研究・執筆・講演を全国で展開。『読むだけで子育てがうんと楽しくなる本』(春陽堂)、『男の子のしつけに悩んだら読む本』(すばる舎)ほか著書多数。 Facebook:@IchiroHarasaka
http://harasaka.com/

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執筆者

ライター 河瀬 みこと

大学卒業後16年間、教育関連企業で編集・マーケティング業務を担当。第一子妊娠時に退職。その後保育士資格を取得。二児の姉妹を育てながら、編集・ライター業に邁進中。
2023年春より、念願の「食堂+寺子屋 nuinu(ぬいぬ)」開業。

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