わが子を将来「お金オンチ」にしないために!暮らしの中でお金との付き合い方を楽しく教える5つの方法

わが子を将来「お金オンチ」にしないために!暮らしの中でお金との付き合い方を楽しく教える5つの方法
子どものマネーリテラシーを高めるには?子どもにお金や物の大切さを伝えるためのさまざまなプログラムを提供している「キッズ・マネー・ステーション」の認定講師、北村由紀さんに幼児期から始められる”お金教育”について教えていただきました。
目次

3人の子どもを子育て中の現役ママFP・北村由紀です。

前回の記事では、子どもにお金の大切さを伝えるために、どのような体験をさせたらよいのかを説明しました。

では、日常生活の中で子どもがお金への関心を高めていくにはどうしたらよいのでしょうか。子どもをお金に無知な「お金オンチ」にしないようにという親の思いとは裏腹に、子どもは何事も楽しくなければ興味を持ってはくれません。

そこで、幼少期の遊びの中で、お金との上手な付き合い方を段階を踏んで楽しく体験できる方法をご紹介します。

【STEP1】ごっこ遊び

わが家のおままごとは、お母さんがお父さんから受け取ったお給料袋の中からお財布にお金を移して、お買い物に出かけるところから始まります。

お店屋さんで欲しいものがたくさんあっても、財布の中のお金の中でどれを選ぼうか一生懸命考えます。「物には値段がある」「物とお金を交換しお金は減る」「限りあるお金でより満足する使い方の工夫」「おつりがある場合は計算」と、お店屋さんごっこには、お金の種類や数の概念だけでなく、物とお金に対する自分の価値観を磨いていく大事な学びがあります。

また、子どもの書いた絵や折り紙を売るという体験を入れると、自分の仕事に対してお金をもらえるという経験もできます。内容をステップアップしながら理解度に合わせてぜひ楽しんでくださいね。

【STEP2】絵本の読み聞かせ

実際の買い物に行く前には、初めてお買い物をするドキドキワクワクした気持ちを、大好きな絵本を通して共感させたことで、スムーズにお買い物にチャレンジすることができました。

実は、お金のことが学べる子ども向けの絵本はたくさんあります。昔から有名な『はじめてのおつかい』(福音館書店)もいいですね。また、キッズ・マネー・ステーションでは『おさいふのかみさま』(フレーベル館)という絵本を刊行しています。

【STEP3】レジでの支払いの一部を任せる

これはお店屋さんごっこで磨いた腕の見せどころです!
店内が空いている時間を選び、レジで金額を確かめてお金を支払う、という行為を子どもに任せてみましょう。

子ども用のカゴやカートがあればより気分が盛り上がります。その時はぜひ自分のお財布を持たせてあげてください。より“お金”を使った実感がわき、「できた!」という自信で、お金に対する関心がより高まるでしょう。

【STEP4】金額を決めて自分の好きなものを買う

次は商品選びから任せます。わが子は慣れない頃は真っ先に玩具つきお菓子に飛びつきましたが、成長するごとに、より自分の満足度が高い買い方を選べるようになりました。数多く買うには安いものを組み合わせること、キャラクター付きは高いなど、小さい金額で成功と失敗を繰り返しながら金銭感覚を養うことができます。

そして、ぜひ利用してほしいのがセルフレジです。音声で値段を読み上げてくれたり、画面に表示されるので自分のお買い物の答え合わせになります。

まさにおもちゃのレジが本物になったようなセルフレジでは、お金のやり取りを子どものペースで実体験させてあげることができますよ。

【STEP5】買い物後にお金の流れを振り返る

数字をまだ理解できない頃は、大好きなお絵描きでお買い物の振り返りをしました。

お財布に50円入れて30円のお菓子を買ったとしましょう。まずは店内の様子を描きます。そしてお店の入口に10円玉を5枚書き、子どもの手にはお菓子と10円玉3枚、お店の出口の上に手元に残った10円玉2枚を書きます。お金を使って減ったという流れを描いて話しながら振り返ることができます。

描くことでお金の種類と特徴を覚えることにつながりますが、実際のお金を絵の上に置くだけでもいい復習になりますね。

このように、子どもには楽しい遊びの延長で体験を増やしていき、親子で楽しみながら上手に伝えていきたいですね。

お金の好奇心スイッチは日常の家族の会話で育む

子どもの将来を思うがあまり、「お金の大切さをしっかり教えなければ!」と難しく考えてしまうことがあるかもしれません。 しかし、お金の大切さを“学ぶ”のも、それを将来“生かす”のも日常の生活です。

大事なのは、前述した5つのSTEPのような遊びを活用して、毎日の会話の中にお金の話を自然に取り入れることお金を大切に扱う親の姿を見せることです。そんな姿に子どもの好奇心スイッチは敏感に反応します。
わが家の娘は小学3年生になる頃には、夕飯のメニューを伝え予算分のお金を渡すと、スーパーに並ぶ食材の中から、予算内に納まるよう選択して購入できるようになりました。

日常会話の中のお金の話に、年齢的に早すぎるということはありません。
買い物のときに、今まで心の中で呟いていた「わ!値上がりした!こっちの方がお買い得だ!」「いい買い物したよね」などの言葉を子どもにどんどん話しかけてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

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監修者

キッズ・マネー・ステーション

「見えないお金」が増えている現代社会の子どもたちに、物やお金の大切さを知り「自立する力」を持ってもらいたい、という想いで設立。 全国に約300名在籍する認定講師が自治体や学校などを中心に、お金教育・キャリア教育の授業や講演を行う。2020年までに1500件以上の講座実績を持つ。http://www.1kinsenkyouiku.com/

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執筆者

キッズ・マネー・ステーション認定講師/ファイナンシャルプランナー 北村 由紀

小5・小3・年中の現役ママFPとして和歌山市で親子の学びを応援する教室を開催。「家族の未来にワクワクを」をモットーに、ママ向け、親子向けに家庭で楽しく生きるチカラを育む方法をお伝えしている。他に、行政講座講師、小学生新聞・WEBコラム執筆で活動中。

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