連載
保育士が教える小学校入学までに身につけたいこと

【入学前準備】うちの子、小学生に問題なくなれる?と不安な保護者はチェック!最低限身につけておきたい生活動作とは

【入学前準備】うちの子、小学生に問題なくなれる?と不安な保護者はチェック!最低限身につけておきたい生活動作とは
着替えや箸の持ち方、スキップなど小学校入学までにできるようになっておきたい動作はいろいろあります。保育士で自身も小学生と中学生のママでもあるライター・炭本まみさんが入学までにできるようになっておきたいことを経験も交えて教えてくれました。
目次

保育園で10年勤務した保育士ライターの炭本まみさん。自身の子育ても踏まえて、小学校入学までに、「本当にできるようになっておきたいこと」を教えてもらう連載がスタート。

初回は入学までにどんなことができるようになっておいたほうがいいのか、ぞうきん絞りや着替えなど生活面の動作と、スキップなどの運動面の動作に分けて教えてもらいました。

小学校1年生は「自立している」ことが前提

現代社会では、幼稚園や保育園など比較的小さなころから集団生活に馴染んできた子がほとんどかもしれません。 成長や発達に合わせて、トイレトレーニング、着替え、あいさつ、友達とのかかわり、基本的な生活習慣など、園の先生たちがさまざまな自立への援助や見守りをしてもらった子も多いでしょう。

また子どもの苦手としていることも、親と園とが連携しながら子育てしてきたのではないでしょうか。

しかし小学校生活は、残念ながらなかなか先生と生活面の発達についてゆっくり話す機会がないことがほとんど。ある程度の活動や動作が「できる」「自立している」ことが前提でスタートするのが現実です。

そこで入学前から親子で日常生活に時間に余裕をもって取り入れながら、子どもが快適にスタートできるために必要な動作をここでは紹介していきます。

必ずしも完璧にできなくてはいけないものではありませんが、今から少しずつ意識しておくと入学後がグッと楽になりますよ。

入学までに最低限身につけておきたい生活動作

身につけておきたい動作は「生活動作」~生活面で必要になる動きと、「運動動作」~体育音授業は普段にも使うことがある体の動きの2種類があります。それぞれの動作の中で最低限必要と思われる動作を紹介します。

全体指導へ注意を向ける

クラス全体や学年全体に向けた指導のとき、注意を向けて指示を取り込む意識はとても大切です。幼稚園や保育園で集団生活の経験がない子や、少人数の園で過ごした子は特に意識して関わっておきましょう。

立ったまま着替える、濡れた水着を脱ぐ

小学校で意外と多い場面のひとつに、立ったままズボンや制服の着替えをすることがあります。椅子のない場所や、教室の床にお尻をつけずに着替えられるようにしておきましょう。
またプールの授業では濡れた水着を脱ぎますが、濡れていると脱ぎにくいので練習して自立させておきたいもの。

ボタンを留める

ボタンを留めることも、制服や体操着に着替えをするときに必要な動作です。着替えの自立とともにボタンやファスナーをできるようにしておきましょう。

食器の配膳、決められた時間で食べる

小学校は給食の配膳を自分たちで行います。食器の中に食事が入っているもの、汁物などをこぼさず集中して運ぶ、下げることは集中力が必要です。
また、給食時間は意外と短く20分以内に食べ終えることも求められます。コロナ禍の今は食事中にお喋りをしないこと(黙食)も求められるので覚えておきましょう。

箸と鉛筆を正しく持つ

今の小学校では給食で箸を使用する学校がほとんどです。決められた時間内で食べ終わるためにも、年長のころには正しい持ち方を身につけておきたいですね。
鉛筆も同様に、すぐに使う機会があるので正しい持ち方を身につけておくと楽です。

ちょうちょ結び

給食当番などで使用するエプロン、靴が指定のものの場合、靴紐を結ぶなどの場面で必要になってきます。今後の連載では、簡単にできるようになる練習方法のコツを紹介していきます。

ぞうきんを絞る

小学校では毎日の掃除当番、大掃除、給食当番などで、ふきんやぞうきんをしぼる動作が必要になることも。タオルをぎゅっと握るだけではなく「絞る」動作を身につけておきましょう。

鼻をかむ

清潔を保ち、中耳炎を防ぐためにも鼻をかむ動作はできるだけ早くマスターしたいところ。年中・年長さんあたりから、鼻水が垂れていることに気づきまずはティッシュで拭き取ることができるよう促し、徐々に鼻かみができるようにしておきたいですね。

和式トイレで用を足す

古い校舎の場合や遠足で訪れた先などが和式トイレの可能性もあります。男女問わず練習しておきましょう。

身につけておけばラク!運動動作はコレ

ある程度できていれば学校生活につまずかず、自信をもって過ごせる運動動作を紹介します。体育の授業や運動会などで求められる動作もあるので、外遊びで取り入れてみると学校生活がスムーズになります。

2つの動作を同時に行う

歩きながらボールをつく(ドリブルする)、見たものをノートに書きとる(板書)など、2つの動きを連動させたい運動動作は意外と多くあり、苦手としている子も多いでしょう。どんなことが苦手・できないか、まずは親子で知っておき、少しずつ練習しましょう。

1時間程度の姿勢の保持

小学校の授業時間は1コマが45分間の学校がほとんど。ノートをとる、発言する、グループで話し合うなど動きがある授業もありますが、徐々に45分間先生の話を聞き続けることも増えてくるでしょう。
姿勢の保持ができると集中力も持続しやすいので、幼児期から身につけておきたいですね。

なわとび

なわとびは、なわとびを持ち回しながらジャンプするという2つの動作が必要です。学習指導要領の解説にもあるなわとびは、小学校では必ず行います。入学時は前まわしだけでも数回できればOKなので、練習しておきましょう。

スキップやギャロップ

体力測定や、体育の授業、クラス内での運動遊びやゲーム、運動会の種目の動作の1つに、スキップを取り入れていることがあります。ギャロップ(足を入れ替えずに主に横に移動する動き)・スキップ・けんけんぱなどができるようになっておくとスムーズですね。

ボールの扱い

小学校の体育では球技が多く取り入れられています。休み時間に遊ぶことも多いので、ドッチボール程度の大きさのボールでキャッチボールができると、抵抗なく遊びや体育の授業で楽しめるでしょう。

完璧でなくても大丈夫!おやこで楽しく練習しよう

小学校で必要な生活動作と運動動作について紹介しました。

え? こんなにあるの? ウチの子は全然できていない…と驚いたり焦る保護者の方がいるかもしれません。ですが、成長したり学校生活・集団生活に慣れてくるにつれて必ずできるようになることです。

けれど、できるようになるためにはおやこのちょっとした意識改革ときっかけ、練習が大切。

苦手意識を強く持ってしまう前に、練習しておけば精神的にもラクに過ごせますね。

小学校は「できる」「自立している」ことが前提で生活がスタートします。活動に遅れを取りせっかくの学校生活が苦手にならないよう、時間をかけて日常生活の中から準備しておくと安心です。
次回からは、今回紹介した動作を楽しく身につけられる練習方法やコツをご紹介します!

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執筆者

炭本まみ

保育士として10年勤務し、今は中学生と小学生を育てるママ。未だに子育てに行き詰ることはありますが子育てのアドバイス記事を書きながら自分も振り返っています。趣味はキャンプと旅行とカメラ。アウトドア記事や旅行記事、保育士や保護者向けのコラムを執筆中。

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