子どもには100均よりもこっち!本家「お絵描き上達本」で絵を描く楽しみが広がる♪子どもの自由な発想力にほっこり♡

子どもには100均よりもこっち!本家「お絵描き上達本」で絵を描く楽しみが広がる♪子どもの自由な発想力にほっこり♡
「にじ」「かぶとむし」「ぺんぎん」「でんしゃ」…大好きなものを、じょうずに絵で描いてみたい!そんな子どもの気持ちを叶えてくれる『カモさんのえがじょうずになる本』(池田書店)。5歳児が実際に体験してみたレビューです! ※本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。
目次

子育て中のライター・河瀬です。

突然ですが、みなさんは絵を描くのが好きですか?

自分は絵を描いたり絵本を読むのが好きなインドア派の子どもだったので、わが子たちにも絵を描く楽しみを知ってほしいなあと思っていたところ、おもしろい本に出あいました!
その名も『カモさんのえがじょうずになる本』(池田書店)。

人気イラストレーター&こども美術教室がタッグを組んだ!

この本は、ほんわかしたタッチで人気のイラストレーター・カモさんが、3〜6歳向けに絵の描き方を教えてくれる絵本仕立ての本。2018年に発売された人気のお絵描き本です。2,000人以上の子どもを指導してきたというおえかき塾「がじゅく」が監修、3〜6歳の発達段階に合わせて「楽しく」描けるよう、子どもの興味を引き出す仕掛けが盛り込まれています。

わが家の5歳の長女は、おえかき熱に火がつき始めたタイミング。
いわゆる「ぐるぐる描き」のなぐり描き時期、丸と棒のいわゆる頭足人(とうそくじん:頭から足が生えているような人の絵。3歳ごろから描き始めると言われています)を描く時期を経て、人は人、モノはモノという感じで観察力と合わせて画力も上がってきています。

本人も「描くのは楽しい」という気持ちと同時に「じょうずに描きたい」という思いも抱えている様子。とくに、年中になると園のあちこちに作品が展示され、自分の絵だけではなくほかの子が描いた絵も気になるよう…。

教室に習いに行くほどではないけれど、思い通りに描くコツをつかめれば、もっと楽しめるだろうなと思っていた時にこの本と出あいました!!

シンプルな線と形の組み合わせで、描きたいものが描けるように!

まずは、絵を描くファーストステップとして、線を描く練習から始まります。

「よこせん」「たてせん」「ぐるぐる」などのいろんな線を、お手本を見る→なぞる→点をつないで描くという3ステップで練習します。

適度な筆圧で鉛筆を動かし線を描けるようになることは、ひらがなを書く練習にもつながります!娘もまじめに取り組みました。線の次は、「まる」「さんかく」などの形。「はーと」「ほし」など、やや難しい形にも挑戦していきます。

そのあとは、テーマごとに子どもにおなじみのモチーフを描いていきます。

たとえば、「てんきのせかい」というテーマで描くものは「はれのひ」の太陽、「あめのひ」の雲と雨、「あめあがりのひ」の虹という感じ。見開きで、左のページがお手本となぞる練習、右のページがスケッチブックのように余白が大きくあります。 まるで絵本のような展開で、ページをめくる楽しさがあり、娘も「なんて書いてあるの?」とおえかきだけではなく、お話にも興味津々♪

しかも、お題の絵は、基本的にここまでに身につけた「線」と「形」の組み合わせだけで描けるのがわかりやすい! 専門的な描き方を指導されるのではなく、単純な「線」と「形」だけで、思い通りに描きたいものが描けるという体験に、子どもの達成感と自信が積み上がるようです。

ページの順に取り組まなくてもOKとあり、娘もパラパラめくって、気になるものから楽しそうに描き、ていねいに色塗りもしていました。

まるで絵本を完成させていくような体験で、とても楽しめます♪

「発想力」がいつの間にか生まれてふくらむ!

楽しく描きすすめていけるので、たとえば娘が大好きな「あいすくりーむ」のページにはぎっしり12個ものアイスがたくさん描かれて「お店みたい♪」とイメージをふくらませたり、「でんしゃ」「おおきなたてもの(ビル)」の窓には人の顔を描き足したりと、オリジナルの楽しみ方が生まれていきました。

この本の冒頭には「絵を通じて自由な発想力を育むことは、考え方、生き方にも関係し、それが成長となります」とあり、まさに「自由な発想力」がムクムク湧きだしている様子。親としてもうれしく思いました!

100均にもそっくりの本があるけれど…

じつは100円ショップにも似たような"絵が上手になる"という本が売られています…!
でも、全96ページというボリューム感は、圧倒的にこちらの本家が勝っています。

この分厚さ!

大きさもA4サイズで絵を描くのに十分なサイズ感です。100円ショップのものは少し小さめなんですよね…。絵を描き始めの小さな子には、十分なスペースがあることは大切なポイント。

***

「絵を上手に描きたい」そんな純粋な思いは、手や頭の器用さだけではなく、観察力や想像力、そんな子どものワクワクする気持ちから叶えられるのだなと、この本を通して実感。

ぜひ、この本をきっかけに子どもの発想力をより豊かにふくらませていってくださいね!

『3~6歳 カモさんのえがじょうずになる本』
監修:がじゅく
イラスト:カモ
発行:池田書店
価格:990円(税込)
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執筆者

ライター 河瀬 みこと

大学卒業後16年間、教育関連企業で編集・マーケティング業務を担当。第一子妊娠時に退職。その後保育士資格を取得。二児の姉妹を育てながら、編集・ライター業に邁進中。
2023年春より、念願の「食堂+寺子屋 nuinu(ぬいぬ)」開業。

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