【セリアの知育ドリル】お金の種類から使い方まで楽しく学べて110円!『はじめてのおかね』のコスパが最強すぎて驚いた!!

【セリアの知育ドリル】お金の種類から使い方まで楽しく学べて110円!『はじめてのおかね』のコスパが最強すぎて驚いた!!
子ども向けの学習ドリルといえば、いまや100円ショップでさまざまな種類を購入することができますよね。一般的には「算数」や「ひらがな」のイメージですが、今回「セリア」で見つけたのが「おかね」のドリル。どんな内容なのか試した様子をリポートします!
目次

3歳以降にもなるとママ・パパと一緒にお買い物をするシーンで、少しずつ「お金」に興味を持ちはじめる子どもは多いのではないでしょうか。
親としても、お金の種類や使い方に興味を持ってくれるのは嬉しいところですが、いきなり本物のお金で計算したり実際に使ったりするのはちょっと気が引けますよね。

そんな時にぴったりな“おかねのドリル”を100円ショップ「セリア」で発見しました!幼児向けドリルの中でも人気が高い「はじめてのおかね」。110円だなんてなんといってもお得ですよね♪
小学校入学前の子どもたちが対象ということなので、さっそく年長の息子と一緒にやってみました。

裏表紙を切りとって、おかねカードを準備

裏表紙が「おかねカード」になっているので、まずは切り取り作業から。
はさみで細かく切れるかな?と心配しましたが、無事に使いこなして切り分けることができました。
裏表紙はなくなってしまったけど、110円のコスパを実現するための工夫だと思えば納得。 厚紙なので、折れたり飛ばされてなくなったりしないところが、幼児には扱いやすくていいですね。 おかねが準備できたら、色鉛筆を用意して、いざ!

まずは、おかねの名前と形と色を知ることから

子どもにお金の価値をどう教えるかというのは、親同士でもときどき話題になるほど関心の高いテーマ。
園などではあまり教えてくれないし、子どもたちだけで買い物が楽しめた駄菓子屋文化もなくなってしまったし、家庭で実際にどう取りかかればいいのかは悩むところですよね。

こちらのドリルではまず、おかねの種類を見て覚えるところから始まります!
まずはおかねの名前と形と色。
なあんだ、そんなところから!それならカンタン、もう知っているよね、と思ったら、意外にも息子はちゃんとわかっていなかった様子。「1円玉、5円玉、10円玉…」と見ていて、「あれ、20円玉は?」ととっさの一言。

うっかり発言だったようですが、身近で当たり前だと思っていたおかねが、息子にとっては当たり前じゃない!?…と1ページ目から愕然としました。
よく考えたらおつかいもさせていないし、園でのお買い物ごっこも「どんぐり」や「ペットボトルのキャップ」を使っているし、実際にお金に触れる機会はなかったかも。そういう意味でもとてもいい教材だと思いました(まだ1ページ目だけど…)。

おかねの組み合わせは何通りもある

2ページ目から始まるワークの前半は、「1えん」「50えん」という金額とコインの絵を線で結んだり、同じ金額のコインを「おかねカード」を使って並べたり。
ひとつの金額を表すのに何通りも答えがあることを繰り返し学習する内容になっています。

金額の数を書いたり、線でつないだり、カードを並べたり、色を塗ったり。
繰り返しの内容でもアクションはいろいろで、飽きずにどんどん進みます。 ドリルの中にはぬりえのページも。最初に出てきた10円玉を白と黒で塗りはじめたので、「銀色だっけ?」と聞くと、「あ、そうか」と茶色と赤を出してきて塗り直し。

時間がかかるのでめんどうになったらしく、残りのぬりえはぜんぶ飛ばしましたが、ぬりえが好きなら息抜きになりそう。

後半はおかねの比較と実践編

後半はおかねの比較から始まります。右と左に並んだコインの金額、どちらが大きい?最初はコイン1枚ずつからですが、だんだん種類も数も増えていきます。

息子は左チームと右チーム、それぞれの金額の合計を出して数字で比較しようとしましたが、3桁の数字になじみのない5歳男児、足し算でつまずきました。
「計算しなくても、右と左にある同じコインを×で消していけばいいんだよ」
それで残った金額でどっちが大きい?と比較するとできました。 だんだん難易度が上がります。

たくさんのコイン。合計いくらになるかを数字で書いたり、同じ金額になるようにおかねカードを置いたり。こちらは3桁の金額になるので、数えるのにちょっと苦戦しました。息子は3桁の数字の書き方からよくわかっていなかったので、いいきっかけに。 数字しか出てこないお買い物編では、背伸びして足し算で答えを出そうとして、やっぱりぜんぜんできませんでした。
「おかねカードをならべて数えたらいいんじゃない?」と声をかけてなんとかクリア。 進めていくうちに、おかねを数えるのは慣れてきたようです。 このあとは、さらに難易度が上がって、実際のお買い物をイメージしたおかねの計算や、おつりの計算、とつづきます… ぜんぶで16ページと薄いので、最初は物足りないのでは?と思いましたが、とんでもない。
子どもが飽きずにできるちょうどよいボリュームで、難易度も簡単なものからちょっと高度なものまで、チャレンジ精神を刺激するには十分!おかねに親しむ導入にぴったりの教材だと思いました。しかも110円!

実際にお買い物チャレンジ

いっしょにスーパーに行ったときに、試しにお菓子コーナーで「200円で買えるものを選んでいいよ」と100円玉を2枚渡してみました。息子はお菓子をくまなく見て回って、最初に味の変わるガム98円をチョイス。
「200円で98円のものを買ったらおつりはいくら?」
「わかんない」
「100は98よりどれだけ多い?」
「3…じゃなくて2!」
「じゃあ100と2で、あと102円分買えるね」
1つか2つのお菓子を選ばせるつもりが、たまたま駄菓子コーナーがあって、30円、30円、10円のお菓子を選んだので計算が複雑に。
しかもここには落とし穴があって、値札に書かれていたのは本体価格。税込価格で計算しないと200円では買えなくなってしまうのです。
その上レジは長蛇の列で、「試しにレジに持って行ってごらん」が許されない状況…やむなく、まだ少し余裕があるところでやめることにしました…。 ドリルのお買い物実践編では、イラストと値段が書かれた品物が並んで、そのうちのいくつかの品物を買った設定で、金額やおつりの計算をします。
息子は「おかねカード」を使って、金額分のコインをならべたり、同じコインを引いたりして、実際に数えておつりや合計を出していました。実際のお買い物では金額が複雑で、頭の中だけで計算をするのもハードルが高かったみたい。

まずはドリルのお買い物ページを使って、買う品を変えながら、「おかねカード」で繰り返し練習するのがいいなと思いました。

* * *

未就学児のマネー教材としては内容もコスパも◎のセリアの知育ドリル「はじめてのおかね」。
人気が高く、売り切れることも多いので、見つけたらぜひ試してみてくださいね。

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執筆者

ライター 山口 舞

大学卒業後、テレビ局に勤務。幼児番組などを担当する。退職後、書籍・雑誌の編集に携わり、実用書や英語テキスト等を担当する。現在は、4歳男子の子育てをしながら、児童書の編集、児童文学創作、ソビエト児童文学の翻訳など活動中。

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