知育ママの間で話題の「1日10分で日本地図を覚えられる」ベストセラー地理絵本!地図に興味ナシの4歳児が読んでみたら…?

知育ママの間で話題の「1日10分で日本地図を覚えられる」ベストセラー地理絵本!地図に興味ナシの4歳児が読んでみたら…?
ベストセラー絵本『1日10分でちずをおぼえる絵本』(白泉社)は、本当に地図を覚えられるの?子育て中のライターが4歳の子どもと一緒に読んでみたレポートです。 ※本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。
目次

わが子に"地理"に興味を持ってもらいたいと思うママ・パパも多いことでしょう。
小学校では社会の教科で学習する地理ですが、小さなうちは勉強としてではなく、遊びの延長で楽しく日本地図や世界地図、その土地の特産物などにふれられるといいですよね。

そんな家庭におすすめ!幼児期から楽しく日本地図にふれられるベストセラー絵本を紹介します。子育て中のライター・河瀬が4歳の娘と一緒に読んでみた体験談とともにお届けします。

***

今回、4歳の娘と読んでみたのは『1日10分でちずをおぼえる絵本 改訂版』(白泉社)。2014年に初版が出て以来、大好評のベストセラー絵本です。

amazon購入はこちら

Amazon絵本・児童書カテゴリーの「地理」本ランキングでも堂々の1位(※2022年5月6日現在)というこの本。 前々から気になっていた本で、親としては期待大ですが、はたして「ちず」にまったく無縁・無興味のわが家の4歳児にはどう響くのでしょうか…!?

都道府県の形を子どもの好きなものにたとえて紹介!

この絵本の特徴は、子どもが絵で都道府県の形・位置・特産物などを覚えられるようになっているところ。1つの都道府県を1ページで紹介していて、ゆるくてかわいい絵がいっぱい。楽しく覚えられる工夫が散りばめられています。

最大の特徴は、「ひこうきのかたちは みやざきけん」「さめのかたちは かごしまけん」 といった感じで、各県の形を子どもたちが好きなものに例えて図解している点。「●●のかたちは ■■けん」と、呪文のように唱えながら頭の中にインプットしていけます。

感心したのが、形を覚えるために、迷路でなぞってみたり、どっちが正しい県の向きかをあてっこしたりする「ミニゲーム」コーナーがあるところ。
子どもが楽しめるようにと、「形を覚える」ための工夫が1ページにギュッと詰まっています。

初めて日本地図にふれる4歳児の反応は?

1日目:迷路コーナーが興味の入り口に

まず冒頭の日本列島の地図とその説明ページを開いて、わたしが読み始めると、難しく感じたようで、「やだ つまらない べんきょうしない」と早くも逃げ出す体勢に!!

そこで、「ほら!!ここに迷路あるよ!やってみる!?」と、「めだかのかたちは とうきょうと」のページにある、めだかの形の迷路コーナーを見せてみると、「やる!」と指でなぞって取り組みました。

「『めだかのかたちのとうきょうと』に住んでいるんだよ」「いとこの〇〇ちゃんは、『だいこんのかたちのちばけん』に住んでるよ。ディズニーランドがあるところね!」と、少しだけ「地理」に関する話もしてみましたが、本人は「ふーん」という感じ。

最初は、こんなものですよね…。

2日目:自分なりの楽しみ方を見つけられるように

翌日も長女に「この絵本やろうよ」と声をかけ、ちず絵本タイム。本のタイトルにあるように、1日10分程度がうちの子にとっても集中できる最適タイムのよう。

さて、この日は本人がパッと開いた「かえるのかたちは しがけん」のページから。昨日の教訓から、「北海道から順に…」といったきまりは作らず、長女の興味あるところからパラパラめくって見てみることに。

2日目にして、県の形のユニークさをおもしろがれるようになり、昨日は飛ばした冒頭の日本列島の地図を見て、「あっ、サンタクロースもいるよ」「となりはなんだろう?かもめ?」と興味が徐々に広がっている様子。

「さんたのかたちは…あった!熊本県だね!」と県ごとのページを一緒に見て、「大きな火山があるんだよ。トマトがたくさん採れるんだよね~」と、さりげなく特産物の話もして…興味を深めてくれたらいいのですが!

いろんな絵を眺めて楽しんだり、ミニコーナーの迷路をしたりと、自分なりの楽しみ方を見つけていった様子です。

3日目:県の形を覚え始めた!

初日に話した「だいこんのかたちは ちばけん」のページを見て、「あっ ここ〇〇ちゃんの住んでるところ!」「こっち(=めだかのかたちは とうきょうと)は、わたし!」と、県名までは覚えていなくても、形を覚えはじめていることがうれしく思いました!

子どもって「あれ?興味ないのかな」と親が思っていても、実はちゃんと自分なりの距離感・接し方で、覚えたり親しんでいったりってことがありますよね。

楽しく見ているうちに一生ものの知識に

この「ちず絵本」はまさに、今まで知らなかった「地図」「都道府県」といった情報を子どもなりにおもしろがって興味を深めて知識に変えていける引力を持っているように感じます。

著者の画家・絵本作家のあきやまかぜさぶろうさんは、小学校に入ってから「勉強」として覚える日本地理は暗記することが多く、なかなか身につかないものだけれど、子どもたちは「楽しいこと・自分が好きなこと」はすぐに覚えられると言います。

絵画教室で子どもたちと接しながら、「生涯役立つように」と都道府県名が楽しく覚えられて、忘れないようにこの日本地図を作ったんだそう。

ただ知識を詰め込むだけではなく、楽しく見て遊んでいるうちに、一生ものの知識を身につけるーそれは理想的な「べんきょう」法ですよね。

わが家ではその後も、前に出てきた県の絵を見て「何県だったっけ?」と繰り返し見直したり、北海道の「エイ」の絵を見つけて、その絵から北海道に興味を持ったりと、飽きずにほぼ毎日、パラパラとめくって楽しんでいます。

そのうち都道府県名を覚えていってくれるだろうと、この本の絵のようにゆる~く見守っていこうと思います!

■書籍情報
『1日10分でちずをおぼえる絵本 改訂版』
著:あきやま かぜさぶろう
発行:白泉社
価格:単行本 1,980円(税込)
amazon購入はこちら

小学生版もあるので、子どもの年齢に合わせて選んでみてください!
『小学生版 1日10分日本地図をおぼえる本』

line
執筆者

ライター 河瀬 みこと

大学卒業後16年間、教育関連企業で編集・マーケティング業務を担当。第一子妊娠時に退職。その後保育士資格を取得。二児の姉妹を育てながら、編集・ライター業に邁進中。
2023年春より、念願の「食堂+寺子屋 nuinu(ぬいぬ)」開業。

河瀬 みことさんの記事一覧をみる

おすすめ記事

「知育・遊び」人気ランキング

うちの子の年齢別情報

おやこの毎日に
役立つ情報をお届けします

facebook instagram