知育にぴったり!ひと工夫で変わる、子どもが自分で折りたくなる【折り紙】のコツ

知育にぴったり!ひと工夫で変わる、子どもが自分で折りたくなる【折り紙】のコツ
室内で手軽にできるだけでなく、子どもの発育・知育にもぴったりと言われている折り紙。楽しめるようになってほしいけれど、子どもがなかなかハマってくれない……という家庭に朗報です!おやこにとっての折り紙へのハードルを下げ、自然と興味を持つことができるアイデアをご紹介します。
目次

ただ「折る」というシンプルな動作で様々なものを作ることができる折り紙。その手軽さだけでなく、指先運動が脳の刺激にもなり、子どもの発育・知育にぴったりといわれています。ただ、子どもと一緒にやろうとしても、どうも上手くハマってくれない……そんな悩みを持つ家庭向けの、とっておきのアイデアをご紹介します!

折り紙が子どもの発育・知育にいい理由とは?

室内で、年齢を問わず楽しめる折り紙。特別な道具やルールもないその手軽さも魅力のひとつですが、それだけでなく子どもの発育・知育にもいいといわれています。折り紙は、薄い紙をつまむ・折る・折り目をつけるなど、指先を使う動きがたくさん含まれています。これらの指先の運動が脳への刺激となり、脳の活性化に繋がるのです。

さらに、指先をたくさん使うことで巧緻性(上手に動かせること)が身につき、鉛筆やはさみなどの道具を使う動きにも繋がっていきます。ほかにも「〇〇を作る」というゴールを決めて取り組むことで、集中力や諦めない力が身についたり、紙をいろいろなものに見立てることで想像力・創造力が身についたりと、子どもの知能アップ=知育にぴったりな遊びなんです。

子どもが自然と折り紙に興味を持つ!?魅力を伝える導入アイデア

さっそくやってみよう!と意気込んでも、子どもがなかなかハマってくれないことも。子どもそれぞれに好きな遊びがあるので、「やらせなきゃ!」と焦る必要はありませんが、それとなく魅力を伝えてみると、興味を持ってもらえるかも。そこで、折り紙へのハードルを下げる導入アイデアをAnneさん(@n.annlee321)に教えてもらいました。

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① まずは「折る」!正確さよりも楽しさを


いきなり完成形を目指すのではなく、まずは「折る」こと。その動作に慣れましょう。ぴったりじゃなくても、ぐしゃぐしゃでも構いません。折ってみて、折れたら次は折り目をつけてみて……というように、少しずつステップアップしていきましょう。一緒にやる親も、やりすぎずシンプルに「折る」動作を見せるようにするとよいでしょう。

② 角や端をぴったり合わせる練習

折る動作に慣れてきたら、次に折った角や端をぴったり合わせる練習をしていきましょう。1点を合わせる三角形から練習するのがおすすめ。三角形の山になる部分にシールを貼り、シールとシールを合わせるようにします。

はじめは折り紙に軽く折り目をつけてあげて、シールとシールを合わせていきます。慣れたら折り目なしで、シールの目印のみでチャレンジしてみましょう。シールは100均に丸い小さなシールが売っていますよ。

③ 折って入れる折り紙ケースで意欲アップ!

100均の折り紙ケースに、三角形の仕切りを作って「三角に折ればぴったり入る」折り紙ケースを作ります。折り紙を三角に折った形にダンボールを切り、重ねてボンドでくっつけます。3枚〜、厚みを出すとよりわかりやすいとのこと。可愛く目を描いて、折り紙ケースにはめて完成!


折った折り紙がぴったり入ると楽しいようです。慣れてきたら同じ要領で四角折りにも挑戦してみましょう。まだそのままの大きさの折り紙を折るのが難しいようであれば、半分に切ってあげると横幅が短くなって折りやすいんだとか。

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これらの工夫で、基礎的な動作を何度も繰り返してマスターすると、だんだんといろんなものを折れるようになっていきます。また、大人が折り紙で遊ぶ姿を見せ「なんだか楽しそう!」と思ってもらえると、自分から「やりたい!」という意欲も湧いてきます。やらせるのではなくおやこで一緒に、遊びのひとつとして折り紙に触れていきましょう。

折り紙以外にも、共通の動作が生活の中で体験できる!

いろんなアイデアを試してみても、まだ興味がなさそう……という場合は、まだ折り紙をしたい時期ではないのかも。無理強いせず、もう少し待ってタイミングを伺ってもよいかもしれません。「折る」「合わせる」などの折り紙に通ずる動作は、折り紙以外の生活場面でも育てることができます。

たとえば、ハンカチや衣服を「折る」動作。指先を使う動作であることはもちろん、折ることで小さくなったり、形が変わったりするなど折り紙と同じ発見があります。n.annlee321さんの息子さんは、箸袋を折ってヘビを作るのにハマっているそう。同じ紙ですが、幅が狭い分折りやすく、細長いものの見立てに繋がりやすいのかもしれません。

積み木やブロックなどの形があるおもちゃのお片づけでは「合わせる」動作を体験できます。ぴったり同じ形のおもちゃを重ねれば綺麗に片付きますよね。これも折り紙に通ずる、端を合わせる動作です。

折り紙でもそれ以外でも、子どもが好き・楽しいと思う遊びの中で、発育・知育に繋がる経験を積んでいけるといいですね。少しずつの積み重ねが、また次の遊びや学習に繋がっていきます。子どもそれぞれにぴったりな方法を見つけて、楽しみながら取り組んでみてください。

n.annlee321さん

5歳・2歳の兄妹の母。手軽にできるおうちモンテやおもちゃの遊び方など、子どもと笑って過ごせる工夫を発信中。 インスタグラム:Anne(知育♡おうち遊び♡英語♡モンテッソーリ)(@n.annlee321)

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執筆者

ライター 西方 香澄

徳島で生まれ育ち、大学進学を機に神戸へ。養護教諭・児童発達支援など教育に従事したのち独学でライティングをはじめる。夫・1歳になった娘とクリエイティブな毎日をつくるため、現在デザインも勉強中。

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