【幼児のお弁当作り】子どもが喜ぶ!食べやすい!食中毒を防ぐ!絶対知っておきたい6つの鉄則

【幼児のお弁当作り】子どもが喜ぶ!食べやすい!食中毒を防ぐ!絶対知っておきたい6つの鉄則
【管理栄養士が解説】幼稚園のお弁当の作り方のポイント。年少のお弁当の量の目安を写真で紹介、必要な量の考え方と食べやすいおかず、免疫力の弱い幼児の食中毒を防ぐために気を付けたい衛生対策などを紹介します。
目次

4月から幼稚園に入園するなど、子どものお弁当作りが始まるという方も多いのではないでしょうか。
子どもが毎日ニコニコで完食できるお弁当を作りたい!というママパパのために、管理栄養士の尾花友理さんに「幼児のお弁当作りの6つのポイント」を解説してもらいました。

1.食べきれる量にする

新生活での慣れない環境での食事。さらに家族が一緒にいない食事の時間は子どもにとって緊張するもの。また、おうちで食べるときは時間がかかってもいいけれど、集団生活では時間内に食べきらなくてはならないというプレッシャーもあります。

まずは、足りないかな?と思うくらいの食べ切れる量を持っていくようにしましょう。

年少・年中・年長に適したお弁当の量・お弁当箱のサイズは?

3歳〜5歳の子どもが1日に必要なカロリーは

  • 女児は1,250kcal
  • 男児は1,300kcal

です。

そのうち、昼食では400〜450kcal程度の摂取が必要です。

お弁当箱のサイズは100mlあたりおよそ100kcalと考えて選ぶのが一般的とされています。よって、400kcalを補給するためのお弁当箱は400ml程度のものを選びましょう。

この時期は食べるスピードや量もかなりの個人差があるので、食べるのに時間がかかる子や食が細い子ならばまずは350mlくらいからはじめ、残さず食べ切れた、もう少し増やしても食べられそうかをみてサイズアップしていくとよいでしょう。

上の写真でお弁当箱に詰めているおかずの分量は以下の通りです。

  • ごはん…100g(茶碗2/3杯分)
  • ひき肉…40g
  • ブロッコリー…20g(2房くらい)
  • かぼちゃ…20g(大人の煮物サイズの半分程度)

2.食べやすいおかずにする

食べきれる量同様、限られた時間内での食事のため、子どもが安心して食べられる「食べやすい」おかずや主食をセレクトしましょう。

箸やフォークで食べにくいおかずは避ける

たとえば子どもに人気のそぼろごはんですが、お弁当箱に入ったそぼろごはんをこぼさずにひとりで食べるのはなかなか難しいもの。お弁当に慣れないうちは、手で食べられるおにぎりやサンドイッチなどにするのがおすすめです。

また、彩りを添えるのに便利なミックスベジタブル。これも幼児が食べるのは大変です。
たとえば卵に混ぜて卵焼きにするとフォークや箸でつかみやすく、なおかつ野菜が苦手な子にも食べやすくなります。

口に入れやすいサイズに

お弁当に入れるお肉や野菜は、なるべくひと口で食べられるサイズに切って入れましょう。
おにぎりも、大きいものより小さめの俵型のほうが子どもの手にもちやすく 、口に入れやすいのでおすすめです。

噛み切りやすいおかずを選ぶ

冷めると固くなりやすいおかずは子どもが噛み切りにくいので避けましょう。

たとえばお弁当の人気おかず・唐揚げも、冷めるとどうしてもかたくなりがちです。 おすすめはひき肉を使ったおかず。チキンナゲット、ハンバーグ、肉団子、つくねなど冷めても比較的柔らかく、噛み切りやすいので、幼児のお弁当のおかずに向いています。

3.彩りのバランスを考える

様々な色が入ったお弁当は、見た目だけでなく、栄養バランスも整っています。赤・黄・緑が入るようにおかずを考えるといいですね。

お弁当におすすめの「赤いおかず」

お弁当に入れる赤い食材といえばミニトマトが定番。しかし、ミニトマトは切ると切る口から水分が出て食中毒の原因になりかねないので、切らずに丸のままヘタを取っ手入れるのが鉄則のため、幼児がそのまま飲み込むと、のどにつまり窒息事故につながる可能性も。 そのため4歳ごろまではミニトマトを入れるのは避けたほうがよいでしょう。

赤をお弁当に入れたい場合は、子どもも好きなおかずをケチャップ味にしてみるのもおすすめです。

【お弁当におすすめの赤いおかず例】

  • にんじん
  • 赤パプリカ
  • かにかま
  • ベーコン
  • ミニトマト(5歳以上)
  • ケチャップ味のおかず など

お弁当におすすめの「黄色いおかず」

定番の卵焼き以外にも、さつまいも、かぼちゃ、とうもろこしなどを入れると、お弁当に黄色の彩りをプラスすることができます。

【お弁当におすすめの黄色いおかず例】

  • 卵焼き
  • さつまいも
  • かぼちゃ
  • 黄パプリカ
  • とうもろこし など

お弁当におすすめの緑のおかず

ほうれん草、小松菜、ブロッコリーなど緑の野菜は栄養面でも彩りの面でもお弁当には欠かせませんね。毎回切って茹でるのは大変。まとめて切って茹でて水けを切って1回分ずつ冷凍保存をしておくと便利です。

【お弁当におすすめの緑のおかず例】

  • ほうれん草
  • 小松菜
  • ブロッコリー
  • アスパラガス
  • インゲン
  • スナップエンドウ
  • 枝豆
  • オクラ など

きれいな詰め方のポイント

お弁当に詰めるおかずは出来上がったけど、どうやったら上手に詰められるかもお弁当作りで意外に多い悩み。
お弁当箱に詰める際にはまずは大きい形のもの(おにぎり、メインおかずなど)を詰め、それから形が変わるおかず(葉物野菜のおかずなど)を隙間に入れるように詰めると上手に詰められます

4.食中毒に気をつける

これからの季節、温度や湿度が上がってくると気になるのが食中毒。特に胃腸が未発達な幼児のお弁当は衛生管理が非常に重要ということを心得て。

作ってすぐに食べるいつものごはんと違って、時間があいてから食べるお弁当を作る際には、安心して食べるためのポイントがあります。

調理道具・お弁当箱は清潔に

まな板、包丁、お弁当箱などは清潔なものを使用しましょう。肉や魚を切ったまな板で野菜を切るなど、忙しい朝についついやってしまいがちですが、これも食中毒の原因に。100円ショップでも手に入る薄いまな板シートを野菜用、肉用、魚用と使い分けるのが便利です。

お弁当のおかずはすべてしっかり加熱する

ほとんどの食中毒の原因菌は75℃で1分の加熱で死滅します。お弁当に入れおかずはいつもよりしっかり加熱することを心がけましょう。

たとえば、お弁当に入れる卵焼きやゆで卵は半熟ではなく、しっかり加熱しましょう

また、見栄えのよいレタスなど葉物野菜での仕切りも実はNG。時間が経つとおかずの塩分によって野菜から水分が出て、食中毒のリスクが上がります。
お弁当に入れる野菜は必ず加熱して入れるようにしましょう。生で入れがちなきゅうりもお弁当にはNGです。

マヨネーズにブロッコリーを付ける、ハンバーグにケチャップを付けるなど、調味料も非加熱で入れることは避けたほうが無難です。子どもは大人に比べて免疫力が弱いので、気温が上がる季節はとくに心配です。
どうしても使いたい場合は、常温保存できる個包装のタイプの調味料にしましょう。

また、水気の出やすいフルーツは、おかずとは別の容器に入れるようにすると安心です。

おかずを素手で触らない

調理前やお弁当箱に詰める前にしっかり手を洗うのは鉄則ですが、手をどんなにきれいに洗ったつもりでも、目に見えない菌がついています。おにぎりを握ったり、ほうれん草などの水けを絞る際には100円ショップでも手に入る調理用の使い捨て手袋を用意しておくと便利です。

また、デコ弁など細かい作業をする際には素手ではなく、清潔なピンセットなどを使用するようにしましょう。

しっかり冷ましてからふたをする

時間がなく忙しい朝ですが、お弁当が温かいうちにふたをしめてしまうと、湯気がこもってお弁当箱の中の湿度が上がります。食中毒の原因菌は湿度の高い環境が大好き。食中毒のリスクが上がります。お弁当のふたはおかずがよく冷めてからしてください。

特にごはんは、炊飯器からそのまま詰めず、一度バットなどに広げて粗熱をきちんととることをおすすめします。

時間がない日は、お弁当を詰めて少しの間冷蔵庫に入れて温度を下げるなどしてからふたをするようにしましょう。

保冷剤や保冷バッグを使用する

気温が25℃を超える季節には、保冷剤や保冷バッグを活用してなるべく食べるまで温度を低く保つことも重要です。最近は100円ショップなどでもかわいい保冷バッグが販売されているので、ぜひ活用してみてください。

5.子どもの好きなおかずにする

好き嫌いをなくしてもらいたいというのが親心。でもお弁当で好き嫌い克服しようと考えるのはちょっと待って。先述のように、慣れない環境、お友達と一緒、限られた時間などお弁当には色々なハードルがあります。

お弁当は子どもの食べ慣れた好きな食材や味付けを選んで、まずは全部食べられたと自信をつけることが大切です。

6.楽に続けられるようにする

毎日のこととなると、作り続けるのも大変。毎日完璧に作ろうと思わず、気楽に続けたいものですよね。

前日の夕食や冷凍保存を利用する

夕食を作る際に、お弁当に使えそうなものはあらかじめ手を付ける前に取り分けておきましょう。また、ハンバーグやコロッケ、茹でた野菜などは多めに作って、小分けにして冷凍保存しておくと、いざというときに便利。

冷凍・冷蔵したおかずをお弁当に入れる際には、電子レンジなどでしっかり再加熱して冷ましてからお弁当箱に入れるようにしましょう。

お弁当グッズの力を借りよう

彩りよく仕上げたくても冷蔵庫の野菜が全然ない、そんな日もありますよね。最近はかわいいお弁当グッズも色々あります。仕切りカップやピックなどを用意しておくと、彩りにも一役買ってくれます。

子どもが好きなキャラクターのお弁当箱などでお弁当時間の気分を盛り上げるのも効果的ですよ。

*ただし園によってはピックなどを禁止しているところも。事前に必ず確認をしましょう。

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幼児のお弁当作り、食べやすさや見た目だけでなく、衛生面でも気を付けるべきことがわかりました。 毎朝のお弁当作りは大変なときもありますが、子どもの喜ぶ顔を思い浮かべれば、がんばれるもの。いろいろな工夫をして、楽しく続けられるといいですね。

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執筆者

管理栄養士・料理研究家 尾花 友理

給食委託会社において産業給食、保育園給食などの献立作成及び給食管理、栄養相談などを経験。料理研究家のアシスタントを経て、大手レシピサイト運営会社にてレシピ開発や動画撮影に従事後、独立。管理栄養士としての豊富な知識とリアルな生活者の気持ちや暮らしに寄り添った、取り入れやすい栄養アドバイスやレシピに定評がある。

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