子どもの心が落ち着くと注目!!モンテッソーリ教育「センサリーボトル」をおやこで作ってみたら…

子どもの心が落ち着くと注目!!モンテッソーリ教育「センサリーボトル」をおやこで作ってみたら…
子どもの心が落ち着くと、いま注目を集めているモンテッソーリ教育で生まれた「センサリーボトル」。子どもと一緒に、好きなパーツを入れて好きなカラーのオリジナルのものが簡単に作れるのをご存じですか?手作りが得意でないママライターが、3歳の長女と実際に手作りしてみた体験談を紹介します。
目次

センサリーボトル、作ってみたい。でも手作りってハードルが高い…

「手作りおもちゃ」にあこがれはあるものの、微妙にハードル、ありませんか?

作り方を調べる面倒…材料を用意する手間…いざ作り出したら子どもがじゃましてくる問題…。

手作りはごはんだけで十分じゃないか!と日々ヘトヘトのみなさま。 そんな面倒・手間・問題がまったくない手作りおもちゃがありました! それがこの「センサリーボトル」。

作り方は超簡単♪ 材料も全部100円グッズでOK♪ 簡単だから子どもと一緒に作れちゃう♪ 三拍子そろったこのおもちゃ、遊びながら子どもの心を落ち着かせるセラピー効果もあるそうで。

モンテッソーリ教育で注目!子どもの心を落ち着かせる「センサリーボトル」は100円グッズで簡単に作れる!

モンテッソーリ教育で注目!子どもの心を落ち着かせる「センサリーボトル」は100円グッズで簡単に作れる!



「まめねこ」さんの紹介している作り方で、さっそく挑戦してみました!

我が家の3歳の長女は、現在絶賛「なんでも自分でやる!」期。時間がなくてあせっているときも、毎朝まったくお構いなしに「●●ちゃんがやる!」の一点張りで、上着のボタンを一つひとつ留めています。手出しをしようものなら、「●●ちゃんがやるって言ってるでしょおおおーーー!!」と泣きわめく始末。

そんな「自分で!」が強い時期だからこそ、おもちゃも自分で作ってみるのはいいかも?という思いに至ったワタシ。そう、「自分で!」作ったおもちゃで、遊ぶのはきっととても楽しいはず!

というわけで、さっそく「センサリーボトル」の材料探しにGO!
娘も大好きな100円ショップで、まずは中に入れるキラキラしたものやラメラメしたものたちを探しました。

材料はぜんぶ100円ショップで! 手芸用品売り場は宝の山!

「まずはビーズかな。おもちゃのコーナーにあるかな~」と、まずはビーズを物色。

「何色がいい?」「青がいい~」
など言い合いながら、一緒に楽しく買い物スタート。
しかし、ビーズって形も四角いだけで色も透け感があまりないかも…と残念に思いながら続いて手芸用品売り場へ。

すると、すごい!
星型のスパンコールやビー玉のようなものに、透けるボタンなど「それっぽいもの」がたくさん!

「こっちのほうがビーズより見栄えがよさそう!!」と、結局ほとんどの材料を手芸用品から選びました。

色味は娘と相談しつつ、出来上がりはごちゃごちゃした派手な感じのものより、どちらかというと落ち着いた感じにしたかったので、星型アイテムを中心に、あとはアクセントになりそうな青や紫やピンクのものに絞りました。

「まめねこ」さんが紹介している材料の中にあった「デコレーションボール」も探したのですが、残念ながら見つからず。

とりあえずこんなところかな、と中に入れるアイテムを買いそろえてみました!

■用意したもの(すべて100円ショップ!)

  • 星型のスパンコール(3種類のセット)
  • 半透明のカラーボタン(5色)
  • ビー玉のようなプラスティック製の玉(2色)
  • 小さいプラスティック製の星型(5色)
  • セロハンっぽい細めのテープ(10色)
  • 赤系のラメ入りネイル
  • 洗濯のり
  • シンプルなかたちのペットボトル
  • マスキングテープ(*こちらは家にあるものを使用)

果たして、どのように仕上がるのかあまりきちんとイメージできていませんでしたが、さっそく1歳の次女のお昼寝中に、長女と作ってみました!

これも!この色も!プロセスからワクワクのセンサリーボトル作り

「では、はじめまーす。最初は難しいからママがやるね」 と言って、まずは空にしたペットボトルに洗濯のりを入れました。

洗濯のりというものを生まれて初めて手にしたのですが、こんな使い方があるとはオドロキ。「まめねこ」さんの記事にもあるように、100円ショップのもの(750ml)はちょうどペットボトル2本分の量で使いきれます!

「つづいて、この中に好きなものを入れていくよ~!」 「むらさき、いれたーい!」 と、娘とノリノリで「センサリーボトル」にどんどんいろんなアイテムを入れていきました。

「お星さま入れる~!」
「大きいのと小さいの、どっちも入れよっか!」
「手にくっついた~!」
と、盛り上がる、盛り上がる♪

おもちゃ作り自体がおもちゃ遊びのような感覚で、楽しく進みました!

仕上げの水を入れていない状態だと、重いものは沈み、軽いものは浮いています。 「まだできていないけれど、ちょっと振って混ぜてみようか!」 と、いったん蓋を閉めて、力いっぱいフリフリ!

「わあ、きれいね~!」   と私が言うも、振った本人はそのキラキラした神秘的なボトルに魅せられたのか、すごく不思議そうな顔。

ゆらゆらと動くボトルの中の星やラメにじっと見とれていました。 いつまでも見つめているうちに、確かに心落ち着くような感じがして、作りながらセラピー効果を実感。

最後に、沸騰後冷ましておいた水をボトルいっぱいまで注ぎました。 こうすると中の水が長持ちするという「まめねこ」さんのアドバイスです♪

蓋を閉めたあと、マスキングテープをぐるっと2周!

ここで、失敗だったのは、蓋が浅い仕様だったため、締まりがあまりきつくなかったこと。出来上がってから振ったら少し中身が漏れてしまい、慌てて再びギュッときつく蓋を閉め直しました。

あれば、マスキングテープよりビニールテープの方が漏れ防止によさそうです。

蓋をして振るまで、どう出来上がったかわからないドキドキが楽しい!

買った材料の中で「これってどうなるのかな」と思っていたものが2つ。1つはセロハンっぽい細めのテープ、もう1つは赤系のラメ入りネイル。

テープは短めにハサミで切って半分に折り、少しだけ入れてみました。するとボトルの中ではテープののりが溶けて、ふたつ折りの状態でゆらゆら。軽いので、ほかのものが底に沈んでもしばらくボトルの中に浮かんでいます。素材の違いで動きが違うのが、おもしろい発見でした!

ネイルの方は、どのぐらいの量を入れるのがいいのかも見当がつかず、おっかなびっくりで少しだけ注いでみました。

注ぎたてのときは、いちばん上にどろんと溜まっていて「あれ?これキレイになるのかな…?」と若干不安に。

でも、できあがって振ってみると全体がほんのりピンクでかわいい色味に! ネイルの色素がボトル全体に溶け込んで、振っていないときでもかわいいピンクで、なかなかいい仕上がりになりました。

重さや素材によって動きや仕上がりが違うところも、「センサリーボトル」作りの魅力。最後までどう出来上がるかわからないのは、手作りの醍醐味ですね!

たった10分で完成!妹のぶんの「センサリーボトル」も作ったよ♪

というわけで、10分もかからずに「センサリーボトル」完成~!!
「きらきらぼし、って名前にしようか?」
「うん!」
と、名前まで付けちゃいました★

するとさっそく、お昼寝中の1歳の妹の分も作る!!と熱冷めやらぬ長女。 「じゃあ、今度はさっき使っていない黒いお星さまとか使ってみよっか」 「そうするー!!」

「さっきより、お星さまいっぱい入れる?」 「うん!!」 と、床にたくさんこぼしつつも、はりきって星型のスパンコールを次々と入れました。

今回のは家にあったペットボトルで蓋の高さが1cm以上あったので、最初に作ったものより蓋がギュッときつく締められました。さらに、ネイルはナシにして、出来上がりの違いを比べてみることに。

しばらくして、お昼寝から目覚めた妹にさっそく「センサリーボトル」を渡してみると… にこにこと夢中に!

1歳のうちはまだ力も弱いので、振るのではなく転がしてみると、大はしゃぎ! 黒が入った分シャープな仕上がりで、これまたなかなかいい出来上がりでした♪

子どもの心が落ち着くと同時に、仕事や育児に忙しい親にも効果が 

「手作り」に腰が重いわたしでしたが、あっという間に子どもと作れる「センサリーボトル」は、また作ってみたいと思えるほど魅力的な手作りおもちゃでした。

材料がまだたくさん余っているので、今度はもっと小さいボトルで作ってみてたくさん並べてもキレイかな、なんて思ったり。

材料どうしの組み合わせで、いろんな「センサリーボトル」が作れるので、虹の七色のものなんていいかも?とか、アイデアがわいてきます。

窓辺に並べて置いたら、キラキラしてきれいそうですよね。

中のパーツがゆらゆらとボトルの中を動く様子はスノードームのようで、大人もつい見とれてしまいます。

ふと、以前お話を伺ったおもちゃコンサルタントの岡田哲也さんが

子どもたちの次におもちゃと過ごす時間が長いのはママやパパだから、「ママやパパが好きなもの」を選んでもいい

とおっしゃっていたのを思い出しました。

「おもちゃ」はおやこのよき仲間。大人もいっしょに遊びたいものを迎えよう

「おもちゃ」はおやこのよき仲間。大人もいっしょに遊びたいものを迎えよう



「センサリーボトル」は、仕事や子育てにちょっとお疲れの親たちにも癒し効果があるのではないかと思います。おやこの新しい楽しみとして、ぜひ手作りしてみてくださいね。


Photo by sonoda satoshi

*センサリーボトルのキャップはテープでしっかりと締めましょう。またビーズやラメなど小さな材料を使用する際はお子さまが誤飲しないよう、かならず大人がそばについて注意を払ってください。

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執筆者

ライター 河瀬 みこと

大学卒業後16年間、教育関連企業で編集・マーケティング業務を担当。第一子妊娠時に退職。その後保育士資格を取得。二児の姉妹を育てながら、編集・ライター業に邁進中。
2023年春より、念願の「食堂+寺子屋 nuinu(ぬいぬ)」開業。

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