新米が出回り始め、ご飯がおいしい季節です。
今回は、毎日の食卓にならぶご飯を子どもと一緒に準備してみましょう。
いつも食べているご飯が、どうやって炊き上がっているかがわかる「お米を研ぐ」お手伝い。
ご飯が炊飯器で炊き上がることを知っていても、お米を計って研いで、ぴったりの水を入れて炊く、ということを大人は子どもに意外と説明できていなかったりしますよね。
白いご飯もおいしいですが、今回は、同じく季節のさつまいもを合わせて、さつまいもの炊き込みご飯にしてみました。
シンプルだけとさつまいものやさしい甘さを感じられる、子どもが好きな味ですよ。
米…2合
さつまいも…小1本(約160g)
塩…小さじ1
みりん…大さじ1
1.米を研ぐ。最初に入れた水は、ざっと回したらいったん捨てる。数回手でかき混ぜて新しい水を入れ、すすいで水を捨てる。ある程度濁りがとれるまで、3回ほど繰り返す。
2.米を炊飯器に入れ、炊飯器の2合の目盛りまで水を入れて30分ほど浸水させる。さつまいもは皮ごと1.5㎝角に切り、5分ほど水にさらす。塩とみりんを加えて混ぜ、さつまいもをのせて炊く。
さっそく米を研いでみましょう。準備するものは、ボウルとざる。シンクの高さで作業ができる踏み台も用意しましょう。
ボウルに米を入れ、まずはお米を観察。
食べるときはあんなに柔らかいのに、炊く前のお米はカチカチです。
「パラパラしてるね」「固いね」「これがご飯になるの?」
子どもはお砂場遊びのように、手でつかんでパラパラと落として遊びたくなるかもしれませんが、これは大切な食べ物。一粒一粒から、本当は芽が出てまたお米ができる大切なものだということを伝えましょう。
さあ、それでは研いでいきましょう。
米を入れたボウルをシンクに置いて、水を入れます。最初の水は、ぬかがたくさん溶け出し、お米がたくさん吸ってしまうので、できるだけ早く流します。
ぐるりと混ぜたら、いったん米をざるにあげましょう。水の入ったボウルは重いので、ざるにあげる作業は大人が担当します。
利き手の指を広げて少し指を曲げ、お米の中でぐるぐると回します。
新しい水を入れ、ざっと混ぜたら、またざるにあげて水を捨てます。
同じことを3回くらい繰り返しましょう。
「白い水がだんだん透明になってきたね」など、変化を見てみます。
完全に透明になるまでとがなくてもOK。ある程度にごりがとれたら、そこでストップです。
お米を炊飯器に入れたら、2合のところまでお水をセットします。
今回、わが家では土鍋を使ってみました。
そのまま30分ほど吸水させている間に、さつまいもの準備です。
さつまいもは、皮ごとよく洗います。
ちょうどシンクに立っていますので、さつまいもを洗うのも一緒にやってみましょう。たわしなどを使うと、皮が傷ついてしまうので、手を使って、よくこすって水で流します。
きれいになったら、さいの目に切るのは大人が担当。
切ったものを、水をはったボウルにいれて、余分なでんぷんを落としましょう。
吸水した米に塩とみりんを入れたら、ぐるりと混ぜて調味料をいきわたらせます。
さつまいもをパラパラと上からのせて広げ、ふたをしたら炊飯開始です。炊飯器の場合は炊飯のスイッチを押すだけです!
炊いている途中から蒸気が上がり始めると、部屋にいい匂いがしています。「炊けてきたのかな?」「いい匂いがするね」ここでも五感がフル稼働するはずです。
炊きたてのごはんは、格別のごちそうです。
自分で研いだお米なら、お茶碗についた最後の一粒まで残さず食べられそうですね!
料理研究家 関岡 弘美
食育雑誌の編集に携わった後、渡仏。フランス料理、菓子、ワインを学ぶ。現在は、雑誌、テレビ、広告などを中心にレシピを提案。都内でおもてなし料理の教室を主宰。4歳の息子の子育てに奮闘中。
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