「子どもがなかなか野菜を食べてくれない」
そんな悩みを持つ親御さんは少なくないはず。健康に元気に育つためには野菜もしっかり食べて欲しいけれど、子どもの好き嫌いの克服は一筋縄ではいきません。
野菜が苦手な親御さんからは「野菜を食べてくれないなら、野菜の代わりに野菜ジュースで栄養をとれますか?」といったご質問をよく受けます。
結論から言うと、OKともNGともはっきりは言えないところです。その理由は「野菜ジュースでも補える栄養素もあれば、補いきれない栄養素もある」からです。
具体的に補える栄養素、補いきれない栄養素についてみていきましょう。
流通している一般的な野菜ジュースの多くは、飲みやすくするために野菜を絞って汁のみにし、殺菌の目的で加熱されます。そのため食物繊維はジュースに残りにくく、加熱に弱いビタミンCは失われてしまいます。
最近では絞らずにそのまま食物繊維もとれるスムージーのようなものもありますが、どろどろしているためとくに野菜嫌いな子どもには飲みにくいという難点も。
野菜ジュースで野菜の代わりに栄養素がすべて摂れるわけではないということを、念頭に置いておきましょう。
一方で、たとえばトマトに多く含まれるリコピンやにんじんに多く含まれるβカロテンなどは、加熱されることで生野菜より効率的に摂取できます。
野菜ジュースは冷蔵庫に常備さえしておけば、野菜を切ったり盛りつけたりする手間もなく手軽に出せるというのが便利ですね。
たとえば、忙しい朝。朝ごはんがおにぎりだけ、チーズトーストだけといったこともよくあることでしょう。そんなときに野菜ジュースを添えるのもアリですよね。
また、パスタだけ、どんぶりだけの昼ごはんや夜ごはんに野菜ジュースを添える手も。野菜ジュースに頼りっきりではなく、あくまで栄養を補う目的でとりいれてみましょう。
市販の野菜ジュースの中には糖質を含むものも多くあります。野菜を食べてくれないからといって、野菜ジュースをたくさん飲みすぎると、糖質の摂りすぎになってしまうことも。
なかには飲みやすくするため、原材料のなかに砂糖が入っている製品もあります。まずは原材料表示をみて、できる限り砂糖が入ってないものを選びましょう。
砂糖が入っていなくても糖質があるのは、原材料の野菜や果物自体に糖質が含まれているから。いくら砂糖が入っていないとはいえ、やはり飲み過ぎれば糖質の摂取過多につながります。
3歳〜5歳の幼児なら1日に100ml程度を目安にしましょう。
手軽で便利な野菜ジュースですが、野菜の代わりに野菜ジュースですべての栄養が補えるわけではありません。体が大きくなるにつれ、野菜の必要な摂取量も多くなります。
野菜ジュースは補助的な役割と考えて、「このまえ野菜のジュースが飲めたから、今度は一緒に野菜を食べてみようか」などと話しかけながら、ママやパパがおいしそうに野菜を食べる姿を見せ、少しずつでも野菜を食べられるように気長にトライできるといいですね。
管理栄養士・料理研究家 尾花 友理
給食委託会社において産業給食、保育園給食などの献立作成及び給食管理、栄養相談などを経験。料理研究家のアシスタントを経て、大手レシピサイト運営会社にてレシピ開発や動画撮影に従事後、独立。管理栄養士としての豊富な知識とリアルな生活者の気持ちや暮らしに寄り添った、取り入れやすい栄養アドバイスやレシピに定評がある。
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