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管理栄養士おすすめ!野菜がもっと好きになるレシピ集

トマトをおいしく食べられる子ども大好きレシピ【管理栄養士おすすめ】

トマトをおいしく食べられる子ども大好きレシピ【管理栄養士おすすめ】
意外にも「トマトが苦手」という子は少なくありませんよね。なぜトマトが嫌われてしまうのか、その理由をもとに、苦手を克服して少しずつ口にできるようになるレシピを管理栄養士・尾花友理さんがセレクトしました!
目次

夏になると真っ赤に熟しておいしくなるトマト。

栄養価や彩りの点からも大人はこどもにぜひ食べさせたいと願う野菜です。

でもじつは、トマトは子どもにとって苦手要素が多いんですよ!
その苦手な理由を知れば、トマトを食べやすくする方法も見えてくるんです。

わが子に食べてほしい!トマトに含まれる栄養をおさらい

「トマトが赤くなると医者が青くなる」というのを聞いたことがありますか?
トマトを食べると医者に行かなくてもよいくらい健康になるという意味のことわざです。
そう、トマトには元気な体づくりに欠かせない栄養素が含まれています。

まず、トマトには菌やウィルスにへの抵抗力を高めてくれるいβカロチンやビタミンCがたっぷり含まれています。

もうひとつ、トマトに含まれる栄養素といえば「リコピン」。
リコピンは骨の成長に関わる「成長ホルモン」の分泌を促進してくれるんです。
そしてリコピンは、生のトマトよりも加熱したトマトの方が体への吸収率がアップするという特徴があります。

子どもがトマトを嫌いなのは、子どもなりの理由があった!

生だと甘酸っぱさが、加熱するとうまみがたっぷりと、イタリア料理の人気もあって大人はトマト好きが多いですよね。

でも、子どもは子どもなりに合理的な嫌いな理由があります。

トマト嫌いを克服するための第一歩は、なぜ嫌いかを知ることから。
子どもたちの声に耳を傾けてみましょう。

「すっぱくてきらい!」

トマトが嫌われる一番の理由は、やはり酸味ではないでしょうか。
味覚が未発達で、味の経験が少ない子どもに取って、酸味は本能的に「腐敗」のようなものと感じてしまいます。

最近はいろいろな品種のトマトが出ているので、少し価格は上がってしまいますが、フルーツトマトなど糖度の高いトマトからチャレンジしてみても。
まずは「トマトは甘くておいしい」という体験をしてみると、気持ちが変わってくるかもしれませんよ。

「かわがかたくて、たべにくい」

特にミニトマトやフルーツトマトなど小さい品種のトマトは皮が厚く、咀嚼力が未熟の子どもには食べにくいですよね。

ちょっと面倒ですが、切込みを入れて熱湯にくぐらせて冷水にとり、湯むきをしてあげるだけで子どもにとってはぐんと食べやすくなります。

加熱調理用には、ヘタを取りのぞき、皮つきのまま冷凍保存しておくと、凍ったトマトを水洗いするだけで皮がスルッと簡単にむけて便利です。

「どろっとしてるところがイヤだ」

種と種の周りの部分が苦手で、取りのぞけば食べられたという子もいます。
手間はかかりますが、スプーンなどで種の周りをすくって取りのぞいてトライしてみるのもひとつの手かもしれません。

【ステップ別】トマトが好きになる!子ども向けおすすめレシピ

どんなレシピなら食べてくれるかな?そんなふうに悩みながらレシピを探すことが多いですよね。
そこで『楽天レシピ』から子どもがトマトを食べられるようになれるレシピを厳選してみました。

ステップ1 :形をなくし、甘みを加えて煮こむ

すっぱい、かみきれない、ドロっとしている、まずは苦手な理由をとことん解消して、「トマト=おいしい」いう体験をさせてみることから。
皮をむいて、種を取りのぞいて、砂糖を加えて形がなくなるまでコトコト煮れば、まるで果物のような味わいのジャムに。

美味しい♪トマトジャム(楽天レシピより)

多めに作って煮沸した瓶で保存したり、小分けにして冷凍保存も可能。
トーストはもちろん、ヨーグルトにかけたり、ビスケットにぬったりおやつにも◎。

ステップ2 :形を少し残した状態で、煮る

形がなくなるまで煮たトマトを食べられるようになったら、少し形の残ったトマトにチャレンジ。
ひき肉、ほかの野菜とコトコト煮たボロネーゼソースならトマトの甘みも引き出され、コクのある仕上がりにトマト嫌いを忘れてパクパク食べてくれるはず!

フレッシュトマトのボロネーゼ(楽天レシピより)

子どもの大好きなパスタに合わせるのはもちろん、茹でたじゃがいもやマカロニにかけてピザ用チーズをのせトースターで焼けば、ボリュームたっぷりのグラタンにアレンジも。

ステップ3 :しっかりした味付けでカバーする

少し形の残ったトマトを食べられるようになったら、焼きトマトを試してみましょう。
大好きなお肉と一緒に合わせて、粉チーズをたっぷりかけてトースターで焼き上げれば、チーズのコクと香りでトマトも食べやすくなります。

子供が喜ぶ!鶏むね肉とトマトのチーズパン粉焼き♪(楽天レシピより)

しっとり蒸し上げた鶏むね肉が柔らかくて子どもも食べやすい一品。大皿に入れて焼き上げれば、見栄えもよくおもてなしにも使えそう!

加熱したほうが食べやすいトマト。でも、無理強いしないことが大切

生のトマトはどうしてもハードルが高いけれど、加熱すれば意外と食べられるという子どもも多いもの。
トマトのリコピンは加熱することで吸収がよくなる栄養素なので、生で食べさせることにこだわる必要は全くありません。

加熱して旨味や甘味を凝縮したトマトを食べて「トマトはおいしい」「トマトを食べられた」という体験をさせてあげることからじょじょにはじめてみて下さい。

でも、この時期の子どもは日によって気持ちや体調などの変化が激しいもの。好き嫌いを克服することよりも、食べること自体が嫌いになってしまったり、食べることやトマトに嫌な記憶を残さないことのほうが大切です。

食べられなくても食卓に出し続けることで急に食べられる日がくることがあります。
食べられたらラッキー☆くらいの気持ちでいられるといいですね。また大人がおいしそうにパクパク食べる姿を見せるのも大事なことの一つです。

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執筆者

管理栄養士・料理研究家 尾花 友理

給食委託会社において産業給食、保育園給食などの献立作成及び給食管理、栄養相談などを経験。料理研究家のアシスタントを経て、大手レシピサイト運営会社にてレシピ開発や動画撮影に従事後、独立。管理栄養士としての豊富な知識とリアルな生活者の気持ちや暮らしに寄り添った、取り入れやすい栄養アドバイスやレシピに定評がある。

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