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読み書き、計算…入学前にどこまで教えたらいいの?

勉強につながる知識がどんどん蓄えられる!小学校以降、子どもをぐんと伸ばす親の心がけ

勉強につながる知識がどんどん蓄えられる!小学校以降、子どもをぐんと伸ばす親の心がけ
【教育の専門家・TERUさんが徹底解説】幼児期に子どもに蓄えたい知識や体験を紹介します。ふだんのちょっとした会話から吸収できることがたくさんありますよ。
目次

前回の記事では、"将来の学びにつながる実体験"の大切さ、学力の基礎となる「イメージ力」を育む遊びや体験を具体的に紹介しました。

そんな実体験を重ねることと平行して、さまざまな学びで役立つ知識を子どもに蓄えておけると、小学校以降の学びでぐんと効果を発揮しそうですね。幼児期にわが子に教えておきたいことを家庭教育アドバイザーのTERUさんに聞きました。

子どもに教えたい5つのこと

小学校ではさまざまな教科の学びが始まりますが、子どもに教えておくと学習面で役立つことにはどんなものがありますか?

おやこのくふう編集部 編集部

子どもの「知ってる!」「見たことある!」という知識は、学びにおいて追い風となります。
ふだんの生活の中でどんどん知識を増やすことができますが、それには親のちょっとした心がけが必要です。さまざまな実体験をさせることと平行して、子どもに教えておきたいことを紹介します。

1.物の名前・用途・注意点

家の中は物であふれています。中には、子どもが名前や使い方を知らない物も多いでしょう。そういった物の名前と用途、注意点を教えておくと、"モノの分類"を学ぶときにその知識が役立ちます。

たとえばハサミであれば、

  • 「ハサミ」という名前であること
  • 切るために使う道具であること
  • 切るために使う道具であること
  • 人に向けてはいけないこと
  • などを教えます。

    決して暗記させようとは思わず「これはハサミといって、紙を切るときに使うんだよ」のように伝えればOK。なんとなく知っている程度で構わないので、いろいろな物の情報を伝えましょう。

    2.さまざまな条件での「仲間分け」

    子どもに家の中の物について知識が増えてきたら「文房具を集めよう」のように仲間探しをして遊んでみましょう。

    この仲間分けはさまざまな条件で行うのがおすすめです。文房具、家具、電化製品、料理器具のような一般的な分類のほか、たとえば「黄色いもの」のような色や見た目の特徴、「柔らかいもの、ふわふわなもの、ツルツルなもの」といった材質で集めてもいいでしょう。

    ゲームのように楽しく取り組むことがポイントです。

    3.生き物の親子

    生き物の名前や特徴は知っている子も多いと思いますが、少し視野を広げて、生き物の親子についても知る機会があるといいですね。子どもが生き物の神秘や進化に興味を持つきっかけにつながります。

    たとえば、ペンギンの子どもは羽毛が生えていて親と色も違う…など。図鑑で見るほか、実際に水族館や動物園に行ったり、動画を見たりして積極的に知識を蓄えていきましょう。

    4.左右の理解

    勉強の土台として大切な左右の理解には、少し時間がかかります。幼児期からときどき教えて、自然と身につくようにしましょう。

    「お箸を持つ方が右」と教えることを入り口に、「その右にあるクレヨンとって」「次を左に曲がります」のようにふだん会話のなかであえて「右・左」を使っていくことが効果的です。

    5.ひも結び

    日常生活で必要なひも結びも、習得に時間がかかるものです。手指の巧緻性(こうちせい・器用さ)の発達にもよりますが、経験を積み重ねていればいずれできるようになります。

    まずは、大人が靴ひもを結ぶところ、リボンを結ぶところなどを日頃から見せて、子どもが興味を持ち始めたら補助しながら挑戦させてみましょう。
    基本的な片結び、本結び(固結び)、蝶々結び(蝶結び・リボン結び)を経験させておくといいですよ。

    鉛筆を使った遊びは点描写、迷路、間違い探しがおすすめ

    日常生活で教えておくべきことがわかりましたが、小学校以降の学習で必要な鉛筆の練習はどのように進めていけばよいのでしょうか

    おやこのくふう編集部 編集部

    前回の記事で、「プリントでの学習を進める前に、幼児期はさまざまな体験をすることが大切だ」とお伝えしましたが、小学校の勉強では「書く」ことが始まるのも大きな特徴です。

    書くことへの抵抗をなくしておけば勉強にスムーズに取り組めるのも事実。鉛筆を使った遊びもうまく取り入れていけるといいですね。

    そこでおすすめなのが、市販のプリントでも、比較的"おべんきょう"の雰囲気になりづらい、楽しく取り組めるのが「点描写」や「迷路」、「間違い探し」です。

    とくに点描写は運筆の練習になり、書くことへの抵抗がなくなります。書くスピードが上がれば、実際にプリント学習を始めるときにストレスなく取り組めると思いますよ。

    ただし、子どもが勉強させられているような雰囲気になるのであれば、無理にする必要はありません。あくまでも遊びとして経験しておくことが大切です。

    ▶知育メリット多すぎ!の「点つなぎ・点描写」。遊び感覚で楽しみたい幼児向けブック【厳選10】

    TERUさん本人が解説!勉強面で小学生以降に伸びるためにしておきたい実体験


    小学校以降の学びをぐんと伸ばすために、幼児期から教えておきたいことを紹介しました。あれもこれもと焦る必要はありません。どれもおすすめではありますが、子どもが自然と習得していくものも多くあります。

    大人のちょっとした意識で、子どもの知識やできることはどんどん増えていきます。無理のない範囲で、子どもとの日常を少しだけ丁寧に過ごせるといいのかもしれませんね。

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お話を伺った方

家庭教育アドバイザー TERU

幼児教育の講師。 1000人以上の子どもたちと関わってきた経験をもとに、0~12歳の保護者向けに知育、育脳、子どもとの接し方など家庭教育情報を発信している。登録者8万人超のYouTubeでは"子どもを成長させる"実践的な子育て動画を配信中。
YouTube:子育て勉強会 TERU channel
Twitter:@TERUkyoiku
Instagram:teru_kyoiku

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執筆者

ライター 西方 香澄

徳島で生まれ育ち、大学進学を機に神戸へ。養護教諭・児童発達支援など教育に従事したのち独学でライティングをはじめる。夫・1歳になった娘とクリエイティブな毎日をつくるため、現在デザインも勉強中。

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