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か、かわいすぎ…子どもと絶対盛り上がる!お正月の【かまぼこ飾り切り】テク大公開

か、かわいすぎ…子どもと絶対盛り上がる!お正月の【かまぼこ飾り切り】テク大公開
"料理は最高の知育!"と語るママ料理研究家の関岡弘美さんに、3歳からおやこで一緒に楽しめるキッチン食育を教えてもらう連載。今回はおせち料理のかまぼこの飾り切りに挑戦。簡単でかわいい飾り切りを知っておくと、おせちが華やかになりますし、子どもも喜んで食べてくれます。
目次

今回はお正月の準備をお手伝い。
おせち作りのお手伝いはまだちょっと早いけれど、かまぼこだけなら空いている時間でもできるので、幼児のお手伝いにぴったりです。 指先をこまかく使うこと、ちぎれないようにかまぼこをやさしく扱う力加減がポイントです。もし失敗しちゃっても食べてしまえば大丈夫!
お正月の準備やおせちの話もしながら、親子でやってみましょう。

かまぼこの飾り切り

かわいいうさぎとバラの花、基本の手綱(たづな)を作ろう!

材料(作りやすい分量)

かまぼこ(板から外す)…1板
ケチャップ、黒ごま…各少々

作り方

<うさぎ> 2個分

  1. かまぼこは、幅1㎝を2枚切る。
  2. 表面のピンク色の部分を端から皮をむくように半分くらいまで切り込みを入れ、むいた部分は縦半分に切り込みを入れる。切り込 みを入れた部分をくるりと丸めて耳にする。
  3. 黒ごまで目をつけ、ケチャップでほっぺをつける。

<手綱> 2個分

  1. かまぼこは、幅1㎝を2枚切る。
  2. 表面のピンク色の部分を端から皮をむくように、1/4を残して切り込みを入れる。むいた部分は、両端を切り落とさないように中心に縦に切り込みを入れる。
  3. 切り込みを入れた部分に端を通して一周させ、もとのかまぼこに貼り付ける。

<バラ> 2個分

  1. かまぼこは幅1㎝を2枚と、幅3㎜を4枚切る。幅1㎝は両端を切り落とさないように、中心に縦に下まで切り込みを入れる。
  2. 幅3㎜を端からくるりと巻き、もう一枚の幅3㎜で包み込むようにくるりと巻く。
  3. 幅1㎝の真ん中を開き、2を差し込む。

まずはかまぼこを観察しましょう

年始を迎える料理に欠かせないかまぼこ。普段の料理でももちろん使いますが、お祝い事には欠かせない食材です。おせちにかまぼこを入れるのは、半円形の形が元旦の日の出に似ているからと言われます。
まずは親子でまるごとのかまぼこを観察してみましょう。

「板にくっついてるね」「細長いね」「日の出の形に似ているかな?」「お祝いのときに食べるんだよ」と、お正月を迎えるお話をしてみましょう。

切ったかまぼこで、形を作ってみよう

かまぼこの観察が終わったら、大人が板から外し、上の作り方の通りに、切り分けて切り込みをいれます。
成形は、口で説明するだけでは、子どももなかなかわかりづらいので、まずは大人が一度やって完成形を見せてあげてください。もう一度元の形に戻して、今度は自分で挑戦です。

お耳を丸める「うさぎ」(難易度★☆☆)

まずはうさぎからです。
1cmに切り分けたかまぼこの紅白の境目よりやや内側を、皮をむくように半分程度切り離し、切った部分に縦半分に切り込みを入れて準備しておきます。

うさぎの耳は、まな板などに寝かせて丸めると、やりやすいのでおすすめ。

弾力があって、丸めてもまた戻ってくるので、あまり強く押し過ぎず、そっと曲げるほうが、うまくいきます。

黒ごまの目は、このあたりかな?と大人がアドバイスしてあげてください。子どもの指は小さいので、直接黒ごまを指に乗せてくっつけたほうが、うまくいきます。

ほっぺのケチャップは、竹串や爪楊枝のとがっていないほうを使うと、ちょうどいいサイズに仕上がります。串の先に少しすくって、かまぼこにそっと押し付けましょう。

端をくるりとひっくり返す「手綱」(難易度★☆☆)

次は手綱に挑戦。
切り込みの真ん中に、端っこをくぐらせて引き出すと、手綱の完成。くるりとひっくり返すところが、楽しい瞬間です。

1cmに切り分けたかまぼこの紅白の境目よりやや内側を、皮をむくように、端の1/4程度を残して切り離し、向いた部分には中央に切り込みを入れて準備しておきます。


あまり強くひっぱるとかまぼこが切れてしまうので、注意。「やさしく、やさしくね」と声をかけてあげてください。

一緒にお花を咲かせよう「バラ」(難易度★★★)

最後はバラです。
1cmに切り分けて両端を残して厚みの半分程度で切り込みをいれたかまぼこ1枚(土台用)と3mmに切り分けたかまぼこ2枚(花びら用)で1つのお花ができます。

花びらの部分は、くるりと巻いたものを上手に押さえておかないと、もう一枚で巻くときに元に戻ってしまいます。難しければ、大人が一緒に押さえてあげてください。

土台のかまぼこに差し込むときも同様に、一人ではうまくいかないことが多いので、土台のかまぼこを開く係、花を差し込む係に分かれて一緒に完成させましょう。

お正月をいっしょに祝おう

できた飾り切りをお皿に盛れば、いっきに雰囲気が出ます。子どもも、新年を迎えるということを少しでも感じられるかもしれませんね。

お正月の一品に加えて、家族で新年を祝ってみましょう。

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執筆者

料理研究家 関岡 弘美

食育雑誌の編集に携わった後、渡仏。フランス料理、菓子、ワインを学ぶ。現在は、雑誌、テレビ、広告などを中心にレシピを提案。都内でおもてなし料理の教室を主宰。4歳の息子の子育てに奮闘中。

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