不安だらけだった新1年生たちのランドセル購入。長引くコロナ禍で今年の「ラン活」は一体どうなる?

不安だらけだった新1年生たちのランドセル購入。長引くコロナ禍で今年の「ラン活」は一体どうなる?
2021年2月「おやこのくふう」編集部では、現年中児、現年長児、現小学1年生のお子さまのいる家庭に調査を実施。この春、小学校入学を控える現年長児の親は、コロナ禍でのランドセルの購入で、さまざまな不安を抱えていたことがわかりました。
目次

春のランドセル検討・購入のピークが新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言発令と重なった昨年4~5月。展示会も軒並み中止・延期になるなど、近年の動きと異なり、就学を控えた親子は非常に不安を抱えた"2021年新入学・「ラン活」"のスタートとなりました。
そんな昨年2020年コロナ禍でのランドセル購入について、実際に経験した人たちのコメントを見ながら紹介していきます。

コロナ禍の2020年はランドセル購入のピークが後ろ倒しに

コロナ禍前に「ラン活」を終えた小学1年生、及びコロナ禍に「ラン活」を行った年長児の家庭を比較しました。
年々ランドセルの購入が早期化しており、現小学1年生の家庭は「入学の11ヶ月前(年長時の5月)」の購入が最も多かったという結果に。しかし、2020年はその購入のピーク時が緊急事態宣言発令下。外出してのラン活が難しい状況となり、現年長児の家庭は緊急事態宣言が解除された後の、「入学の9ヶ月前(年長時の7月)」の購入が最も多い結果となりました。

欲しい型を購入できなかったおやこも…

展示会などに行けなかった。若干落ち着いてから見に行ったのでオーダーできなかった(40歳・女性)
緊急事態宣言がおさまったらと思っていたら、欲しいのは売り切れていた…(43歳・女性)

緊急事態宣言下では様子を見ていた親子が多い一方、早期に購入した層もおり、外出自粛のため購入が遅れたという人からは、「希望のランドセルを買い逃してしまった」という声も。

展示会参加が激減&通販で購入した家庭が増加

購入方法については、年長児の家庭では、前年に比べてネット通販を利用しての購入が増加傾向、一方、ラン活の象徴的なイメージだった「展示会」が軒並み中止されたため、展示会での購入が減少するという結果になりました。

展示会の中止・延期、人数制限による影響も…

展示会が次々中止、延期になって、焦ってしまった(36歳・女性)
展示会が予約制ですぐに予約できなかった(34歳・女性)
合同のランドセル展示会が軒並み中止になってしまった。外出するのも気が引ける時期だったので事前に一社に絞らなければならなかった(33歳・女性)
メーカーが人数制限していたのでたくさんの商品を見れなかった(32歳・女性)

いくつものメーカーのランドセルを比較できるのが合同展示会のメリットですが、中止になったことで、あまり比較検討できずに、少ない選択肢から決めざるを得なかったという声がありました。また開催されても、予約制や人数制限を設けたメーカーが多く、ゆっくり選べなかったという声や、予約自体がいっぱいで参加が遅くなり買い逃してしまったという声もありました。

実物を見ずに購入したことへの親の不安も

店頭のランドセルに触れるのが不安で、オンラインだけで選択したが、背負いやすさなど試せなかった(39歳・女性)
色が特殊なので、実物を見たかったが、店舗まで見に行くことが出来なかった(39歳・女性)
現物がコロナの影響で見られなかったので届くまで不安でしかなかった(38歳・女性)
店舗に行く事が出来ず、実際に見たり触ったりせずに、商品サイトの説明や画像だけで選ばなくてはならなかったので、分かり辛かった(42歳・女性)

平均購入価格約7万円と高額なランドセル…親としては実物で品質を見たり、子どもが背負っている姿を見て決めたいと思いますが、それが叶わず実物を見ないまま購入した家庭も多数。特に子どもはカタログや画面で商品を見ても、なかなかイメージがわきづらいもの。購入後も実物が届くまで安心できなかった親の不安な気持ちが伝わってきました。

コロナ禍では「おうちラン活」がキーワードに

いっぽう、従来のカタログやネットでの比較検討に加え、『おうちラン活』をサポートするサービスが各社から続々登場し注目を集めたのも大きな特徴でした。

1つは"サンプル貸し出しサービス"。希望のサンプルを自宅に送ってもらい、実物を確認して試着できるというもの。「やっぱり実物を見て試着して決めたい」というニーズに答えたもの。サンプルは1つに限られますが、自宅で家族でじっくり確認できるのはいいですね。
2つめは"ランドセルのオンライン接客"。希望のサンプルをZoomなどを使って画面越しに見せてもらい、購入の相談ができるというものです。初めてのランドセル選び、親にも知識がないため、販売員さんに色々確認しながら選びたいもの。画面越しではあるものの個別に接客、提案してもらえるサービスは心強いですね。

また、店頭に足を運んだ人からは、外出自粛により、人の少ない店内でじっくり試せて快適だった、というコロナ禍ゆえのメリットもあがりました。
「県外の鞄店に行く予定を変更した」「じっくり家で検討して1社に絞り込んで見に行った」などの声もあり、混み合う会場をハシゴして親子ともに疲れてしまう…という従来の「ラン活」のイメージとは異なる側面もあった2021年新入学の「ラン活」。

ワクチン接種スタート、感染者数減少とはいいながらも、コロナはまだまだ収束の見えない状況。予約制の展示会、オンラインでの検討、貸し出しサービスなどの「おうちラン活」の流れは、2022年新入学おやこにも継承されていくのではないでしょうか。


《調査概要》
・調査テーマ:「子どものランドセル購入」に関するアンケート調査
・調査方法:インターネットによる調査
・調査時期:2021年2月4日~2021年2月7日
・調査対象:小学1年生・年長児、年中児を持つ家庭
・調査対象者数:小学1年生111名/年長児の家庭111名/年中児の家庭 111名(合計333名)

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